新たな教育環境の構築
新潟市に位置する「国際映像メディア専門学校」は、声優、VTuber、俳優、舞台、映像といった多様なエンタメ分野を学べる学校です。この度、同校は全国初の試みとして株式会社スパイスが提供する最新モーションキャプチャー機材「MOVIN」を導入しました。この導入により、業界におけるデジタルエンタメの表現力を高める教育環境が整えられました。
MOVINの導入背景
「MOVIN」は、業界展示会「コンテンツ東京」でその実力が実演され、担当教員である田中美羽氏はその性能に感銘を受けました。「セットアップが3分、キャリブレーションはわずか3秒、しかもマーカーも不要」と、その手軽さが特に注目されています。従来のモーションキャプチャー機材では、複雑な動きや全身の安定したキャプチャが難しかったのですが、この新機材は自然な動きの捉え能力に優れており、教育に適した導入価格も魅力の一つです。
教育効果と活用シーン
「MOVIN」は全身の動きをリアルタイムにキャプチャーできるため、ダンスや立体的な企画、3Dライブの授業に活用されます。VTuber科では、表に立つ活動だけでなく、CG制作やソフト操作といった裏方のスキル習得にも寄与することが期待されており、動画・映像クリエイター科や音響・照明・舞台スタッフ科とも連携した授業を展開する見込みです。
「他機種のモーションキャプチャー機材は準備に手間がかかりがちです。しかし、MOVINは授業すぐに使用でき、放課後の活動や配信にも活かせます。この機材を力いっぱい使いこなして、学生がデビューや作品制作につなげてほしい」と田中氏は強調しています。
今後の展望
「MOVIN」は2025年10月1日から本校での運用を開始しました。今後は授業の枠を超えた個人活動や作品制作、各学科間のコラボレーションを通じて活用し、エンタメ業界で即戦力として活躍できる人材の育成を進めていく計画です。
国際映像メディア専門学校とは
国際映像メディア専門学校は、声優、VTuber、俳優、ミュージカル、動画・映像制作など多岐にわたる分野を学べる新潟県唯一のエンタメ総合専門学校です。それぞれの専門分野が連携し、現役で活躍するプロ講師との授業を通じて、学生たちはより実践的なスキルを習得しています。場所は新潟市中央区古町通6-976にあり、校長は段辺 薫氏です。
このように、国際映像メディア専門学校は最新技術を積極的に取り入れ、未来のクリエイターたちの教育に力を注いでいます。