日本のマンガを世界へ!「HOLA, MANGA!」翻訳者育成プロジェクトが始動
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が文化庁の支援を受け、スペイン語圏のマンガ翻訳者を育成する新しいプロジェクト、「HOLA, MANGA!」を開始しました。このプロジェクトは、日本のマンガをスペインおよび中南米の読者に届けるために設立され、初年度の育成対象者の募集が令和8年7月28日から始まります。
スペイン語圏のマンガ需要と課題
現在、約5億人が住むスペイン語圏では、日本マンガの人気が急速に高まっており、その需要は増大しています。しかし、日本語からスペイン語への高品質な翻訳者が不足していることが、マンガ市場の拡大にとって重要な障害となっていることは周知の事実です。そこで、「HOLA, MANGA!」では、質の高い翻訳を実現するための専門的な人材を育成することを目的としています。
育成プログラムの内容
本プロジェクトでは、スペインの有力な翻訳会社「DARUMA」と連携し、オンラインと実地の両方を組み合わせた次世代の翻訳者を育成するプログラムを展開します。具体的には、以下の3つのプログラムを通じて参加者を教育します。
1. OFF-JT(座学プログラム)
- - 100%オンラインで行われる講義で、マンガ翻訳に必要な理論や知識を学びます。
- - 講義は週2回、各90分の形式で行われ、全40回、合計60時間の研修が計画されています。
- - 日本のマンガ産業に関する基本的な理解を深めることができます。
2. 日本滞在レジデンシープログラム
- - 日本国内での一か月間の研修を通して、日本文化を直接学ぶ機会を提供します。
- - 参加者は石川県羽咋市で生活しながら、日本の出版社やマンガ関連施設への訪問を行い、実際の業界に触れることで理解を深めます。
3. ON-JT(実習プログラム)
- - 日本滞在期間中とオンラインで、実際のマンガ作品を用いた実践的な演習を行います。
- - DARUMA社の現役プロ翻訳者による指導が行われ、実務レベルでの学びが期待できます。
プロジェクトのスケジュール
- - 育成プログラムのサイクル: プログラムは約3年間で計3サイクル実施される予定です。初年度プログラムは令和8年7月から令和9年7月までになります。
- - 募集人数: 各年20名、3年間で合計60名のスペイン語マンガ翻訳者を育成します。
募集要項
プロジェクト参加者は、日本語とスペイン語のスキルを有する潜在的な翻訳者です。初年度の募集期間は令和8年7月28日から9月21日までで、育成プログラムは同年10月上旬からスタートする予定です。
将来の展望
「HOLA, MANGA!」プロジェクトは、日本のマンガをスペイン語圏に広めるための強固な基盤を築くことを目指しています。日本のコンテンツのグローバル展開に貢献すると共に、文化交流の新たなページを開くこの取り組みに期待が寄せられます。詳細な情報や応募については、
こちらのウェブサイトを訪問いただくことができます。