海上保安庁とNAS、合同で安全水泳イベントを実施
2023年8月3日、大和ハウスグループのスポーツクラブNASが主催した安全水泳イベントが「自分の命は自分で守る」をテーマとして開催されました。このイベントは札幌のスポーツクラブNAS Vit Parkで行われ、3歳から中学生までの約150名の子どもたちとその保護者を含む360名が参加しました。
開催の背景
毎年多くの水難事故が発生する中で、このイベントの開催は非常に意義があります。NASでは、日頃からキッズスイムスクールのカリキュラムに水泳の安全性を取り入れており、その一環として海上保安庁との合同イベントを企画しました。今回で3回目となるこの取り組みは、子どもたちの安全意識を高めることを目的としています。
イベントの内容
本イベントでは、さまざまなプログラムが用意されていました。まず、安全水泳に必要な基礎知識を学ぶため、海上保安官による救助訓練の実演が行われました。さらに、参加者はライフジャケットの着用訓練を通じて、落水時の浮力の重要性を理解しました。また、海上保安庁のマスコット「うーみん」が登場し、子供たちに人気を博しました。
特に注目されたのは、VRを活用した水難救助体験や3D海図を使ったプログラムです。参加者たちは、射的や指紋採取体験を通じて、海の安全について楽しく学ぶことができました。
参加者の感想
参加した中学生は、「救助訓練で特殊なマスクの存在を知り、海や川で遊ぶ時にライフジャケットを着けたほうが良いと思った」とコメント。また、6年生の参加者は「油の回収方法や指紋採取の体験ができてとても勉強になった」と語り、実際の体験がいかに効果的であったかを示しています。ある保護者も「救命胴衣の浮力を実感でき、救助の様子を近くで見ることができたことは貴重な経験だった」と話しました。
NASの取り組み
スポーツクラブNASは1972年に設立され、全国に展開するスイミングスクールやホットヨガスタジオを運営しています。特に「カラダだけでなく、ココロも明るく元気に。」というテーマのもと、地域に密着したフィットネスサービスを提供し続けています。これからも子どもからシニアまで、多様な世代の方々に支持されるコミュニティを育むことを目指します。
この安全水泳イベントは、参加者の貴重な経験となり、今後も継続的に安全教育を促進する重要な機会となることでしょう。今後のさらなる開催に期待が寄せられています。