EXIT・兼近大樹が語る給食無償化の葛藤と希望

1月16日に放送された『ABEMA Prime』では、お笑いコンビEXITの兼近大樹さんが自らの体験を元に給食費の無償化について語りました。彼は貧困家庭で育った経験から、無償で給食を受け取ることに対する複雑な感情を抱いていたと言います。

この日のテーマは、東京都が公立小中学校で給食費を完全に無償化したことに関連し、その全国的な実施のための課題点を掘り下げるものでした。元文部科学副大臣の今枝宗一郎議員が、無償化の推進における財源や、公正性に関する意見を述べました。彼によると、学校によって給食の実施が異なるため、平等な制度を実現するためには多くの調整が必要だとのことでした。

兼近大樹の給食への葛藤

兼近さんは自身の経験を振り返り、実際に給食費を払えない家庭だったため、給食を大量に食べることが生存戦略であったと語ります。しかし、小学6年生になると、無償で給食を利用している自分への気まずさが生じたといいます。「僕の家は給食費を払っていない」という事実を知ってからは、たくさんおかわりをすることにためらいを感じるようになり、葛藤を抱えたと告白しました。
実際、彼が「こんな思いをする人がいなくなるのなら、全員一律で無償化して欲しい」と話す姿には、多くの人が共感するのではないでしょうか。

共感と公平さに関する意見

番組にゲスト出演していたお笑い芸人パックンさんも自らの体験を通じて、「無償化の申請は恥ずかしいことだと感じた」とし、そのために一律の無償化が実現すれば、みんなが対等に扱われるという観点からの公平性を主張しました。

また、番組内では高校生たちのなりたい職業ランキングも紹介され、男子生徒の多くが公務員や教師を挙げたことに対し、りんたろー。さんが「守備的じゃない？」と驚く姿が印象的でした。兼近さんは、高校生たちは目立つことに不安を感じているのではないかと指摘し、現実的な選択をしていることが反映されていると分析しました。

若者たちへのメッセージ

さらに、穂川果音さんが「我慢しないでやりたいことをチャレンジしてみてもいいと思う」と話し、経験を積むことの大切さを強調しました。多様な職業体験があればこそ、若者たちが自分の道を切り開く手助けになるでしょう。

結論

このスーパーなエピソードを通じて、給食の無償化の重要性や、社会的な不平等を解消するための議論が進むことを期待しています。『ABEMA Prime』では、様々な視点を持つ論客たちが集まり、今の時代に必要な討論を行っていくことでしょう。若者たちが自分を見つめ直し、自らの未来を切り拓く第1歩になることを願っています。ぜひ、ご覧ください。