ダイレクトカーズの車両
2025-03-20 18:59:25

三重県に誕生!ダイレクトカーズ製の災害即応出動車とは

新たな防災の形、ダイレクトカーズ製災害即応出動車



三重県鈴鹿市に本社を持つダイレクトカーズが、全国初となる「災害即応出動車」を納車しました。この革新的な車両は、災害発生時には避難・支援拠点として機能し、平常時には公用車として利用可能な特別仕様のキャンピングカーです。地域の防災力を高めるための取り組みとして、全国の自治体にとっても注目すべき事例となっています。

日常業務と災害対策を両立


今回は、地方自治体がキャンピングカーという形で日常業務を行いながら、緊急時には瞬時に防災車両として役立つ新たなモデルが誕生しました。この新しいスタイルを通じ、ダイレクトカーズは防災の備えを特別なものではなく、日常に寄り添うものとして提案しています。

ベース車両の注目ポイント


この災害即応出動車はトヨタのハイエースワゴンGLをベースにしていますが、大きな特徴は最大乗車定員を5名に抑え、広い空間設計を実現している点です。通常のハイエースワゴンGLが最大10人乗りであるのに対し、5名定員とすることで緊急時の避難や物資搬出の利便性を飛躍的に向上させています。

セカンドシートには、リクライニングとスライド機能を持つレボシートが採用され、フレキシブルなシート配置が可能です。これにより快適な移動と重い荷物の収納を両立させています。さらには、スライドレールを駆使して荷室が拡張可能で、トランスフォームさせることで、2,800mm×1,680mmの広大なベッド展開スペースも備えています。大人3名の休息にも対応し、仮眠所や医療支援用の空間としても使用可能です。

電源供給と快適性の確保


災害時においては、電源供給が生命線となるため、ダイレクトカーズは200Ahの大容量リチウムイオンバッテリーと最大1,500Wのインバーターを搭載しました。このシステムにより、停電時でも照明や通信機器、医療機器が稼働し、緊急拠点としての機能を全うします。

寒冷地や冬季の避難時にも配慮し、車載FFヒーターが標準装備されています。エンジンを停止した状態でも暖房が利用できるため、長時間待機する際においてもストレスなく利用できるのが魅力です。

特別なデザインと意義


この新たな車両には三重県の防災カラーがデザインとして施されています。海の象徴である青、真珠を表現した白、そして防災活動に取り組む情熱を象徴する赤が用いられ、視認性を高め、地域の防災意識を引き上げる役割を果たしています。更に、このデザインは県内の防災ヘリと共通しており、広く認知されることで県民全体の防災意識を共有する助けとなっています。

納車式での期待


2025年3月19日、三重県庁舎にて納車式が実施されました。式典では、車両の特徴やその活用方法が紹介され、参加者からは本車両に対する期待の声が寄せられました。三重県知事の一見勝之氏は、過去の災害事例を引き合いに出し、この車両の導入によって支援活動が一層効率的になると述べました。

ダイレクトカーズの百田代表は、この車両が普段と緊急時に両方で活躍することを示し、今後も災害時に役立つ車両開発の意義を強調しました。

まとめ


このように、ダイレクトカーズの災害即応出動車は、防災と公用車の新たな融合モデルとして、地域に根ざした良い提案を提供しています。これからの安全で快適な社会構築が進むことを期待しています。今後の更なる展開にも注目です。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

関連リンク

サードペディア百科事典: 三重県 ダイレクトカーズ 災害即応出動車

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。