シネマ寄席
2025-12-17 17:04:31

映画館で繰り広げられる落語の魅力、シネマ寄席の全容

映画館で楽しめる新たな演芸体験



映画館での特別企画『シネマ寄席』が、映画『落語家の業(ごう)』の公開最終週である12月22日から開始されます。この企画は、映画の上映後に短い落語のパフォーマンスが実施されるというユニークな試みで、毎晩19:00からの上映後に行われ、その醍醐味を体験できる貴重な機会です。

感動のパフォーマンス



12月21日から27日の間、毎晩異なる演者たちがそれぞれの個性を生かしたパフォーマンスを披露します。12月21日には立川左平次が「映画裏話」を語り、22日には芸人げんきいいぞうが「歌謡ショウ」を熱演します。23日からは、音曲漫才や活弁上映、漫談、そして最終日には立川談之助の落語が楽しめます。これらの演目は、映画の感動を引き立てるものとなるでしょう。

映画『落語家の業(ごう)』とは?



話題のドキュメンタリー映画『落語家の業(ごう)』は、落語界のカリスマである快楽亭ブラックを主題にした作品です。彼は、コンプライアンスの厳しい現代においても名声を得る落語家として知られ、数々の波乱万丈の人生を経験してきました。彼の名言「落語とは、人間の業の背定である」とは、彼の生きざまを物語る言葉でもあり、息苦しい時代を生きる我々に一筋の光をもたらしてくれます。

映画自体は、快楽亭ブラックの幼少期から成人にかけての環境や、彼が落語を通じて世の中をどう見つめているのかを探る内容です。特に、米兵と日本人女性との間に生まれた彼の生い立ちや、差別の中で育っていく様子は、観客に深い印象を残します。

映画制作の背景



監督の榎園喬介は、快楽亭ブラックとの厳しい関係を描くために、長い時間をかけて作品を作り上げました。コロナ禍で落語会が立ち行かなくなる中、ブラック氏は生配信の手段を取り、先人の知恵を借りながら生き残りを模索します。一方、彼の活動を手伝った監督も、その影響を大きく受けることになり、伝説的な落語家の姿を映し出すドキュメンタリーが完成しました。

公開情報と今後の展開



『落語家の業(ごう)』は、現在渋谷のユーロスペースにて公開中で、2025年12月からは全国各地での公開も予定されています。この映画は落語という伝統芸能の奥深さと、そこに生きる人々の物語を届けてくれることでしょう。

公式サイトでは、さらなる詳細情報やお問い合わせ先も確認できます。もうすぐ始まる『シネマ寄席』と合わせて、落語の魅力に触れてみてはいかがでしょうか?


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