ドラマの制作秘話
2025-02-12 15:24:30

足立紳が語るドラマ「それでも俺は、妻としたい」の魅力と制作秘話

真夜中ドラマ「それでも俺は、妻としたい」の魅力



現在、テレビ大阪で放送中の真夜中ドラマ「それでも俺は、妻としたい」は、風間俊介とMEGUMIが織りなすリアルな夫婦の姿が話題になっています。原作・脚本・演出を手がけたのは、朝ドラ「ブギウギ」などで知られる足立紳です。彼が語る制作秘話やこの作品の魅力に迫ります。

新しい夫婦のリアルを描く



本作は、柳田豪太(風間俊介)と彼の恐妻柳田チカ(MEGUMI)を中心に描かれます。「一言で言い表せる家族はいない」が、視聴者を引き込む“柳田家”の姿が隅々まで描かれています。足立監督は特に、「不倫や復讐といった大きな事件は起こらなくても、家庭の日常をリアルに描くことで視聴者の共感を得られる」と語ります。彼は、番組を見続けることでこの家族を理解していく楽しさを感じてほしいと期待しています。

言葉の選択と演技のリアリティ



足立監督が特異な点として挙げるのは、本作には「良いセリフが一つもない」ということです。普通、ドラマには心に響くキャッチフレーズが含まれますが、この作品は「ロクでもない言葉」が飛び交います。これは監督がリアルな日常を描くことへの挑戦であり、視聴者に何かしらの力を与えることを目指しています。

さらに、自宅での撮影という選択も大きなポイントです。自分たちの住まいでの撮影は、役者たちに自然な動作を促し、日常生活のリアリティを引き立てます。この試みは、俳優達の演技にも良い影響を与えたと言います。

自宅撮影の挑戦とメリット



足立監督は、自宅での撮影に恥ずかしさを感じつつも、その空間が日常をリアルに伝える力を持っていると確信しています。「同じ夫婦を描いた作品でも、日常を描くことが重要」と語り、自宅撮影のメリットが作品全体に好影響を与えました。ガチな生活感および、同じように学校を嫌うスタッフの子どもたちが現場に来ることで、現実味が増したのです。

家族の複雑な感情を描く



脚本の中で豪太のイライラした部分が描かれ、彼の一面的な姿だけでなく、妻・チカとの関係性も浮き彫りになります。豪太は自己中心的でありながら、妻を失いたくないという感情を抱いています。視聴者にはこの夫婦の複雑な感情を見守りながら、「なし崩しな家族」への共感を促していると言います。

最後に足立監督は、「夫婦の関係には様々な形があり、マイナスの部分をしっかりと描くことで家族としての選択について考えてほしい」とメッセージを送りました。

作品の放送情報



真夜中ドラマ「それでも俺は、妻としたい」は毎週土曜深夜24時55分にテレビ大阪で放送中です。新潮文庫から出版された同名小説を原作とし、視聴者の心をつかむ家族の物語が繰り広げられています。あなたもぜひこの新しい形の家族ドラマを観て、視聴率とは無縁の日常の微妙なやり取りを楽しんでみてはいかがでしょうか。


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