CreatBot社製の高速大型3Dプリンタ「D600 Pro2 HS」の画期的な特長と魅力

最新鋭の大型3Dプリンタ CreatBot「D600 Pro2 HS」の魅力

株式会社システムクリエイトが、2025年3月から発売を開始するCreatBot社の「D600 Pro2 HS」。このモデルは、業界の中でも特に優れたプリントスピードと高い安定性を誇る大型3Dプリンタです。その革新的な技術により、より短期間で高品質なプロトタイプや大規模部品の製造が可能になります。

超高速造形の実現

CreatBot D600 Pro2 HSは、最大300mm/sという驚異的な造形スピードを誇ります。加えて、600x600x600mmの広い造形サイズを持っており、創造性豊かなプロジェクトをサポートします。これを支えるのは優れた温度管理システムと強固なマシン筐体です。特に、大型モデルの造形を安定して高速で実現するための技術が詰まっています。

高速造形の原動力

D600 Pro2 HSには、最大80Wの高出力ヒーターと45mmの大型ヒートブロックを搭載したプリントヘッドがあります。これは、広いメルトゾーンを持ち、フィラメントの溶融量を増加させることが可能です。このように、高速造形時でも安定した材料供給が実現されています。また、ファームウェアには「Klipper」が採用され、プロセッサボードの追加により演算や制御を分散処理することで、高速造形時にも安定した仕上がりを提供します。

高い安定性がもたらす精密な造形

D600 Pro2 HSの設計には、リニアガイドレールとエンコーダ内蔵のステッピングモータが使用されています。このため、高速での造形中でも動作がスムーズで、精度の高い位置決めが可能です。さらに、板金一体型のオールスチール製筐体により、造形中の振動を抑えつつ、CreatBot独自の「Z magic box」によって振動を吸収し、モデルの表面品質向上を実現しています。

幅広い素材対応

D600 Pro2 HSは、多様なフィラメントに対応しています。ダイレクト式エクストルーダ、最大420℃まで昇温するホットエンド、100℃のヒートベッド、70℃のチャンバヒータ、そして耐摩耗性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼ノズルを備えています。これにより、PLAやABSといった一般的な樹脂の他、カーボン繊維やガラス繊維を含む高強度フィラメントにも対応することができます。

大型モデルを安全に造形するための機能

CreatBot D600 Pro2 HSは、大型モデル製作に必要なさまざまな機能が充実しています。オートレベリング機能や庫内カメラ、フィラメント検知機能、材料庫内ヒーター、停電時の復旧機能など、多様な機能が搭載されており、信頼性が高い製品となっています。これらの機能は多数のユーザーの意見を反映して開発されたもので、ユーザビリティの向上にも寄与しています。