スポーツの価値を科学する新機関『Sports Force Lab』
株式会社アーシャルデザインが運営する新たな研究機関『Sports Force Lab』が2026年5月に設立されました。このラボは、スポーツが持つ社会的・経済的価値を科学的に探求し、それを公に発信することを目的としています。アーシャルデザインは「& Sports. More Human.(スポーツを通じて人間の進化を実装する)」という理念を掲げ、スポーツを通じて人材、社会、産業の変革を実現するための努力を続けています。
設立の背景
近年、スポーツを通じて育まれる「やり抜く力」「協働力」「主体性」といった非認知能力の価値が注目されています。しかし、それらの成果は定性的に捉えられがちであり、社会的・経済的なインパクトが具体的に見える形で提供されることは少ないのが現実です。アーシャルデザインはこの課題に対応するため、定量的かつ定性的にスポーツの価値を明らかにし、「スポーツ×人材×社会」を結びつける新たな価値創出を目指す研究を行っています。
AIやデジタルトランスフォーメーションが進む中で、非認知能力の重要性は増しています。このラボでは、AIでは代替できない人間の能力を可視化し、実社会に適用する活動も展開します。
主な研究テーマ
『Sports Force Lab』では以下のテーマについて研究が進められます。
1.
スポーツが非認知能力に与える影響:スポーツがどのようにキャリア形成に寄与するのか、その相関を探求します。
2.
地域社会と企業の連携モデル:スポーツを起点にした地域社会と企業との協力モデルについて実証研究を行います。
また、大学や研究機関との共同研究を進め、地域スポーツチームとの連携を通じて、理論と実践の両面での研究を深化させていきます。
研究体制と実施計画
『Sports Force Lab』には、スポーツ界、行政、ビジネスでの豊富な経験を持つ多様な専門家が研究員として参加しています。彼らの知識と経験を組み合わせることで、実効性が高く社会的意義のある研究を推進します。毎月1回、研究レポートを発表する予定で、広くスポーツの価値を社会に伝えていく計画です。
得られた知見は、アーシャルデザインのTalent事業とも連携し、人材の採用や育成、組織開発に役立つ新たな解決策として活用される見込みです。また、東京大学のアメリカンフットボール部とのタイアップによる実証研究も予定しており、競技経験とキャリア形成、非認知能力の相関を深く理解するためのデータを集積します。
中長期的なビジョン
本ラボは、短期間の収益向上を目指すのではなく、中長期的にブランド価値を高め、事業基盤を強化することで、スポーツを通じた社会的価値の創出を目指します。
所長のコメント
Sports Force Labの所長であり取締役執行役員の久野晋一郎さんは、「スポーツには人の人生を変える力がありますが、その価値が十分に評価されてこなかった」と述べています。彼は、私たちの研究がスポーツの価値を科学的に証明し、社会に実装していくための挑戦であると強調しています。
スポーツが持つ可能性を次の社会の基準として再定義するため、さまざまな分野との連携を図りながら、今後の取り組みにも期待が寄せられています。