Lexus LS Coupe Conceptにおける3Dプリントの革新
2025年のJapan Mobility Showで披露されるLexus LS Coupe Concept。この新しいコンセプトカーのインテリアには、株式会社積彩が誇る3Dプリント技術が導入されています。積彩は、光拡散パネルの制作に関与しており、そのユニークなデザインは自動車の内装に新しい光の体験を提供します。
積彩とLexusのコラボレーション
このプロジェクトは、トヨタの北米デザイン拠点であるCalty Design Research, Inc.からの依頼によって実現しました。積彩は、その技術力を活かし、CMF(Color, Material, Finish)デザインチームと連携し、Lexusが目指す先進的なデザインを具体化しています。
同社の制作した光拡散パネルは、オーバーヘッドコンソールやカップホルダー、ヘッドレストなど、自動車内の3か所に設置されています。これにより、Lexusの最先端のデザインビジョンと積彩の3Dプリント技術が融合し、従来の自動車インテリアでは味わえなかった新しい視覚的および触覚的な体験を生み出しています。
3色混合による新しい光の探求
本プロジェクトの特徴的な部分は、積彩が開発した3色混合3Dプリンティング技術を用いている点です。この技術では、3色の異なる透明材料が精緻に混ぜ合わされ、立体的に造形されています。この手法により、従来の塗装や成形では得られなかった複雑な色のグラデーションと光の拡散が実現しました。
光を拡散させる際、その素材の質感や形状は重要ですが、積彩はさらなる要素として、色のグラデーションや細かな切り替えを加えています。これにより、立体的で複雑な光の変化を演出し、これまでにない新たな光体験を届けます。
工業生産とクラフトマンシップの融合
このプロジェクトは、工業生産とデータを駆使したクラフトマンシップのリアルな融合を体現しています。3Dプリント技術を使用することで、再現性を確保しつつも、個々のパネルに異なる表情を持たせられるオーダーメイド制作が可能です。各工程ごとに微妙に変化する表情は、特別感を持つ一点ものを生み出すだけでなく、デザインの柔軟性も高めています。
また、3Dプリント技術は、製造過程において光学特性を素材内部から設計できるため、光のディフューズパネルの制作においても優れた性能を発揮します。この小ロットの制作スピードと迅速な試作性は、コンセプトカーの開発のような短いサイクルにも対応可能であり、デザインの可能性を引き出す重要な要素といえます。
積彩のさらなる展望
今後、3Dプリンティングにより光のディフューズパネルの活用は、ますます高まることが期待されています。これからのハイエンドな産業に向けて、革新的なコンセプトが求められる中で、積彩の取り組みはますます注目を集めています。
株式会社積彩について
積彩は、3Dプリンティングを専門としているデザイン・ファブリケーションスタジオで、コンセプト設計からデザイン、製造に至るまでを手がけます。独自の技術を用いた表現によって、多様なシーンに対応した唯一無二の空間を創出しており、その革新的なアプローチは国内外で高く評価されています。