ヤマハとスタインバーグの未来
2025-10-09 15:34:44

ヤマハがスタインバーグのハードウェア事業を受け継ぎ音楽制作を革新へ

ヤマハがスタインバーグのハードウェア事業を受け継ぎ音楽制作を革新へ



ヤマハ株式会社が、ドイツ・ハンブルクに拠点を置くスタインバーグのハードウェア製品事業を受け継ぐことを発表しました。これに伴い、スタインバーグはハードウェアの企画・開発から撤退し、ソフトウェアの開発と販売に専念することになります。この異動により、スタインバーグの持つ豊富なソフトウェア技術とヤマハのハードウェア技術が融合し、これまで以上に洗練された音楽制作体験をユーザーに提供することを目指していきます。

スタインバーグの歴史を振り返る



スタインバーグは、2005年にヤマハのグループに加わり、2008年には共同開発による初のハードウェア製品として、DSP内蔵のFireWireオーディオインターフェース「MR816」とDAW専用コントローラー「CC121」を市場に投入しました。これらの製品は、その優れた使いやすさから多くのクリエイターから高い評価を獲得しました。

さらに、USBオーディオインターフェースの「UR」「UR-C」「UR-RT」シリーズや、軽量でコンパクトなエントリーモデル「IXO」は、プロの音楽スタジオから初心者のクリエイターまで幅広い層に支持されています。スタインバーグブランドとして誇るこれらの製品は、高い信頼性と優れた品質を特徴とし、多くの音楽制作シーンで必須のアイテムとなっています。

今後の展開と新ブランド



今回の事業移管に伴い、スタインバーグが制作してきたハードウェアは順次ヤマハブランドにリブランドされます。具体的には、「IXO12」「IXO22」「UR22C」「UR44C」はそれぞれ「UR12MK3」「UR22MK3」「URX22C」「URX44C」として新たに展開されます。これらのモデルは、スタインバーグでの仕様をそのまま引き継ぎ、ユーザーに価値を提供し続ける予定です。

また、スタインバーグのハードウェア製品の販売は段階的に終了する見通しですが、当面は製品サポートとドライバー提供が継続されるため、ユーザーの不安は少ないでしょう。今後の製品開発においては、ヤマハがハードウェアの企画・開発を、スタインバーグがソフトウェアの開発をそれぞれ担い、専門性を活かしながら両者が手を組み、音楽制作の新たな時代を築くことが期待されます。

まとめ



ハードウェア事業の移管により、スタインバーグとヤマハの強力な連携が実現し、音楽制作の可能性は今まで以上に広がります。両社の協力を通じて、音楽制作に関わるすべてのクリエイターにとって、期待を超える体験が提供されることでしょう。これからのヤマハ、スタインバーグの展開に目が離せません。


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