さいたま市版SOIPが新たなビジネス創出へ向けた共創プランを採択！

さいたま市版SOIPが二つの共創プランを採択！

2025年12月2日、一般社団法人さいたまスポーツコミッション（以下「SSC」）と株式会社ザスモールシングスが連携し、さいたま市版SOIPの中間発表を行いました。この発表では、「フルプロトタイピング」に進む2つの共創プランが正式に採択されたことが伝えられました。本プランは、地域や社会の課題を解決するため、新たなビジネス創出を目指すものです。

共創プランの目的と背景

この取り組みは、特に「女性が直面する社会課題」に焦点を当て、アスリートと企業が手を取り合い、新たなビジネスモデルを模索していくことを目的としています。プログラムは2025年9月から始まり、提案を募った結果、数多くの中から優れた案が選ばれました。

採択された共創プランのリーダーたちは、アーリープロトタイピングを通じて自らの知識と経験を融合させ、新しいサービスを生み出すために尽力してきました。中間発表では、フルプロトタイピングへと進むことが決定し、今後の具体的な取り組みに期待が寄せられています。

採択された共創プランの概要

1. 自分らしく健康に向き合う取り組み

- 共創アスリート: 尾池望（マラソン選手）、村上茉愛（体操選手）
- 共創企業: 株式会社wagamama
- 提案内容: 生理に関する知識を広めるための生理セミナーの開発

このプランでは、生理に関する情報を提供し、参加者が気軽に相談できる環境を整えることが目指されています。尾池選手と村上選手は、アスリートとしての経験を生かしながら、生理の悩みを持つ多くの女性たちを支援する姿勢を示しました。

2. 自由な活動を可能にする環境づくり

- 共創アスリート: 大山加奈（バレーボール選手）、小野塚彩那（フリースタイルスキー選手）
- 共創企業: 株式会社ダーツライブ
- 提案内容: スポーツダーツを活用したコミュニティ形成

ダーツというスポーツを通じて、地域の人々がつながり、子育てを地域全体でサポートする環境を創出することを目指します。アスリートたちは、家族や地域社会を巻き込んだ活動を通じて、より良いコミュニティの形を模索しています。

今後の活動計画

採択されたプランは、フルプロトタイピングに移行し、メンターのサポートを受けながら具体的な事業モデルの検証が行われます。さらに、2026年3月24日には成果報告会を実施し、事業化の進捗や社会への実装について発表される予定です。

さいたま市版SOIPの意義

SOIP（Sports Open Innovation Platform）は、スポーツ庁が推進する施策であり、スポーツ界と他産業界が連携することで新たなサービスを創出することを目指しています。さいたま市版SOIPでは、地域のニーズに応じた新たなビジネスモデルを開発し、地域社会の発展に寄与することが期待されています。

このように、さいたま市版SOIPは、スポーツを通じた新しい価値の創出を目指しており、その取り組みが今後の社会にどう影響を及ぼすのか、多くの人々が注目しています。