福岡から長門・萩への新たなアクセス、2025年に始動
2025年の夏、福岡から山口県を結ぶ新たな高速バス『福岡~長門・萩線』が試行運行を開始します。この路線は、既に運行中の『福岡~長門湯本温泉線』を延伸し、萩市へもアクセスすることで、九州と山口の観光が一層便利になります。
長門市と萩市、魅力あふれる観光地
福岡からのアクセスが便利になることで、長門市と萩市の観光スポットが注目を集めます。長門市は、歴史を大切にしながら未来に向けたまちづくりが進む地域として多くの人々に愛されています。一方、萩市は江戸時代の城下町の風情を色濃く残しており、多くの文化財や自然に恵まれています。特に、萩市は吉田松陰や高杉晋作など、明治維新の立役者が輩出された地でもあり、観光名所が豊富です。
便利な運行形態
2025年7月1日からの試行運行では、博多バスターミナルから長門湯本温泉を経由して萩バスセンターまでの便を1日2往復運行します。所要時間は、天神から長門湯本温泉まで約2時間45分、そして萩まで約3時間30分です。いずれの便も途中休憩を挟む予定で、合計4便が運行されます。
車両の特徴
新しい高速バスは定員27名の3列シートを採用し、トイレや充電用のコンセントが完備されています。Wi-Fiの利用も可能なので、スマートフォンやタブレットを使って快適に移動できます。旅行の途中で、長門市や萩市の魅力を感じられる貴重な時間が過ごせそうです。
観光情報の拡充
西日本鉄道と防長交通は、この新しい路線の運行によって、長門市と萩市の観光需要を喚起し、福岡へのアクセスを向上させることを目指しています。運行時間や運賃に関する情報は、2025年5月中旬に発表される予定ですので、続報を楽しみにしていてください。
萩市の見どころ
萩市は、日本で唯一「江戸時代の地図がそのまま使えるまち」として知られ、毛利藩政期に形成された歴史的遺産が数多く残っています。また、世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」や、美しい自然が楽しめる「萩ジオパーク」など、多才な魅力が観光客を惹きつけています。これからの十分な魅力を秘めた長門・萩エリアへの旅が、ますます身近になっていくことでしょう。
公式情報サイト
さらなる情報は西鉄グループの公式サイトや防長交通の公式ページにて、運行時刻や詳細が発表される予定です。福岡から歴史と文化のまちへ、新たな旅の計画を立ててみてはいかがでしょうか?