平城宮跡歴史公園で魅力あふれるひいな節イベントが開催

平城宮跡歴史公園でのひいな節のご紹介

奈良の歴史と文化が息づく平城宮跡歴史公園にて、特別なイベント「ひいな節」が開催されます。令和8年2月21日から4月12日までの期間中、朱雀門を中心に大規模なひな壇が設置され、来訪者には心温まるひな祭りの雰囲気を楽しむことができます。これは、奈良時代から続く伝統行事「上巳の節句」と「曲水の宴」との深いつながりがあります。

ひな人形と大本山正暦寺の供養

イベントのハイライトとして、平城宮跡において収集された「ひな人形」や「つるし雛」が特別に展示されます。これらのひな人形は、全国各地の皆様からお譲りいただいた貴重なもので、大本山正暦寺の和尚によって厳粛に供養されます。参加者はその背後にある歴史と地域社会のつながりを感じながら、優雅なひな飾りを鑑賞できます。

地域貢献とつるし雛

奈良県にある就労自立支援施設において、地元の方々が手作りした「つるし雛」も展示される予定です。これらは、スタッフが丁寧に制作したもので、すべてのひな飾りの中でも特に手に取りたくなる魅力があります。しかし、展示用のつるし雛が不足しているため、自宅で保管されている自由形式のものや不揃いなものでも、ぜひご提供いただきたいとのこと。地域の皆さんの協力により、イベントが一層華やかになります。

借り物と提供のお願い

ひいな節において大事な役割を果たすのは、飾り物や雛道具です。雪洞、燭台、桜橘、紅白梅といった伝統的な小物から、さらに多種多様な雛道具まで、広く募集しています。個々の作品一つ一つが、イベント全体の美しさを引き立てる重要な要素です。保管されていた大切なおひな様や適切なお飾りは、ぜひお譲りいただければと思います。