新たな『いばら姫』
2025-06-17 09:28:59

大和シティー・バレエが贈る新たなラブストーリー『いばら姫』の魅力を探る!

大和シティー・バレエが贈る新たなラブストーリー『いばら姫』の魅力を探る!



2025年8月11日、神奈川県のやまと芸術文化ホールにて、大和シティー・バレエ/ダンスの新作『いばら姫』が上演されます。これは、時空を超えたラブストーリーであり、グリム童話『いばら姫』をベースにした完全オリジナル作品です。

時代を超えた物語の構築



本作では、100年前と100年後のふたつの時代が交差する幻想的な世界が描かれ、主役のいばら姫と王子の魂が時を超えて呼び合う様子が描かれます。観る者は、愛と憎しみ、後悔、嫉妬、希望、そして孤独といった感情が交差するドラマを目の当たりにし、自らの心の奥に眠る記憶と向き合うことになります。その中で「愛」という多様な形の物語が、一つ一つ丁寧に描かれている点が大きな魅力です。

演出家と振付家のコラボレーション



この作品の大きな特徴は、ふたりの演出・振付家による手法です。クラシックバレエの伝統を知る佐々木三夏氏と、コンテンポラリーダンスの名手竹内春美氏が、それぞれの感性を交差させ、クラシックとコンテンポラリーの融合を試みています。演出においては、固定された振付ではなく、各シーンごとに対話を重ねながら最適なアプローチを探るスタイルを採用。

登場人物の個性が色濃く反映されており、いばら姫の自由奔放な一面や王子の知的好奇心が舞台に色を添えています。振付家が役を体現し、その動きがダンサーを通じて再構成されるプロセスが特に印象的です。

音楽と演出の融合



音楽にはチャイコフスキーの名作《眠れる森の美女》が使用され、その旋律が物語の核心に強く寄与しています。過去のバレエ版にとらわれず、ドイツ映画の要素を取り入れた新たな解釈が施されています。群舞についても、個々のキャラクターが何を象徴するかを探りながら、抽象的な場面を具現化する工夫がなされています。これらの要素が揃うことで、唯一無二の舞台作品が誕生します。

ダブルキャストの魅力



興味深いのは、ダブルキャストによる多様性です。マチネ(14時公演)ではイングリッシュ・ナショナル・バレエの大谷遥陽がいばら姫を演じ、ソワレ(18時公演)ではハンブルク・バレエ団の菅井円加が主演します。彼女たちの異なったアプローチによって描かれる“いばら姫”の在り方は、現代における女性の多様性を映し出す重要な要素となるでしょう。王子役もそれぞれ異なるペアが登場し、ストーリーの温度や関係性が大きく変化します。観客は、二つの異なる段階での物語を楽しむことができ、またその「化学反応」を劇場で感じることができるでしょう。

あらすじの紹介



物語は、子宝に恵まれずに悩む王と王妃から始まります。予言通りに姫が生まれるものの、13人目の妖精から呪いをかけられてしまいます。姫が16歳になる前に刺されてしまう運命を持つ彼女は、100年の眠りに落ちることになり、王子の登場を待ちわびます。果たして、100年越しの恋がどのように描かれるのか。この舞台は、時が止まった少女と年を経た王子の心の交流を通して、観る者に新たな視点を与えてくれることでしょう。

まとめ



新たな『いばら姫』が大和シティー・バレエによって生まれ変わることで、観客には多層的な感情体験が待ち受けています。舞台芸術の新しい可能性を感じる機会をお見逃しなく!

公演は2025年8月11日に開催され、チケットはカンフェティにて好評発売中です。幻想的な時空を超えた愛の物語を、ぜひ劇場で直接お楽しみください!


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