新作短編アニメ受賞
2025-07-01 17:47:51

アニメーション映画祭での快挙!NOTHING NEW初の短編アニメ『ハッピー⭐︎eyescream』

韓国映画祭での快挙!NOTHING NEW初の短編アニメ『ハッピー⭐︎eyescream』



映画レーベル「NOTHING NEW」の新たな挑戦が、韓国のソウルで開催されたインディペンデント・アニメーション映画祭「Seoul Indie-AniFest2025」で評価を受けました。アニメーション作家・岡田詩歌による短編アニメ『ハッピー⭐︎eyescream(英題:happy eyescream)』が、アジアコンペティション部門「ASIA ROAD」に選出されたのです。この作品は、心の葛藤や視覚の変化をテーマにした物語で、観る者に深いメッセージを届けるものとなっています。

作品の概要とテーマ


本作の主人公である少女・つみれは、視界の変化を通じて自分自身と他者の関係を探ります。兄に愛されたいという思いから、視力が良いという特性を持つ一方で、目小さいことに悩む彼女の日常が描かれています。物語が進むにつれ、彼女の視力と心のあり方に変化が現れ、普通の少女生活に潜む複雑さが浮かび上がります。視ることの意味や、自分自身を見つめ直すことがテーマとなっており、視覚と精神の交差点での葛藤を観客に伝えています。

監督岡田詩歌のコメント


岡田監督は、「NOTHING NEWの皆様と共にこの作品を作り上げることができたことに感謝しています。アジアを代表する映画祭で認められることができ、心から光栄です」とコメントしました。彼女は以前、実写長編映画を手掛けており、その経験をアニメーションに活かすことを意識したと述べています。視力の変化を通じて、観ることの奥深さを表現したその姿勢は、多くの観客に共感が得られることでしょう。

Seoul Indie-AniFest2025とは


Seoul Indie-AniFestは、2001年に始まり、毎年アジア圏の優れたインディペンデントアニメーション作品が一堂に会する映画祭として知られています。その選考基準は「作家性」「自主性」「実験性」に重きを置き、従来の商業アニメーションでは味わえない個々の作家の独自性が強調されます。今年の開催でも新たな才能を発見する場となることが期待されています。

映画祭の特長として、アジア地域の新進作家の作品を対象にした「ASIA ROAD」など、国内外の様々な特集上映が展開される他、国際的な交流プログラムも予定されています。アニメーションファンにとって、見逃せないイベントとなることでしょう。

物語のあらすじ


つみれは家族の中で唯一視力が良く、幼少期から目が小さいことに悩みを抱えていました。彼女は10歳年上の兄を深く愛しており、兄の言葉が全て正しいと信じています。しかし、兄の彼女たちとの交わりやQTとの出会いによって、次第に自分の考えや視野に変化が起こります。視力が落ちるとともに、自身が抱える心の葛藤が鮮明になり、何が本当に大事なのかを見つめ直す旅が始まります。

未来の展望と監督の経歴


岡田詩歌監督は、東京藝術大学の大学院を卒業後、さまざまなテーマでアニメーション制作を行ってきました。今回の短編アニメは、彼女の個人的な体験を基にした力強い作品です。今後も彼女の作品が国際的な舞台でどのように受け入れられるかに注目したいところです。未来の映画祭でも、彼女の名前が多く見られることでしょう。

NOTHING NEWが描く新たな物語は、アニメーション界の新しい風を吹き込む可能性を秘めており、多くのファンが期待を寄せています。今後の活動も見逃せません。


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