足立ブランド企業が革新!推し活に最適な新プラスチックタグ
東京都足立区に位置する有限会社五味彫刻工業所が、新たな市場の開拓に挑戦しています。彼らは、小ロット多色生産に特化したプラスチックタグ「MOTEL KEY TAG」と「DOG TAG」を開発し、東京インターナショナルギフトショーでその魅力を発信しました。この製品は、金型制作から射出成形までを一貫して行う同社の技術が活かされており、特にファン活動やコレクションにも最適なアイテムです。
背景と技術の進化
有限会社五味彫刻工業所は、1961年に創業され、主に自動車用エンブレムの金型彫刻を受注してきましたが、印刷技術の進化により需要が減少。そのため、企業は変革を余儀なくされ、2002年に成形工場を設立し始めて新たな道を歩み始めます。特にテーマパーク産業から得た経験は、小ロット・多品種生産に対する技術力の高まりを促しました。
「テーマパークでは、イベントごとに異なる色のキャラクター商品を短期間で製作する必要があり、私たちの小ロット生産のノウハウが培われた」と、取締役の五味修氏は語ります。これにより、同社は他社が敬遠する小ロット多色案件を受注するという独自のポジショニングを確立しました。
新たな製品への挑戦
2016年に登場した「MOTEL KEY TAG」は、アメリカのモーテルで使われていたキータグをモチーフにした製品で、アパレルブランドのアクセサリーとして企画されたものでした。しかし、ファンからの強い要望でアーティストグッズとして人気を博します。特徴的なのは豊富なカラーバリエーションと、自由なデザインカスタマイズが可能な点です。これにより、特定のイベントや限定商品としても利用されています。
2023年夏には、映画愛からインスピレーションを受けた「DOG TAG」が追加されました。従来の金属製ではなく、プラスチック製であるため、軽量で多彩な色展開が可能です。これもまた「推し活」にぴったりで、ファン活動を応援するアイテムとして新たな可能性を感じさせます。
推し活市場へのアプローチ
五味氏は、「過去の推し活はコンテンツ消費だったが、今はファンとの繋がりを形にしたいというニーズが高まっている」と述べています。こうした背景から、「MOTEL KEY TAG」と「DOG TAG」は市場にぴったりの製品だと考えられます。アーティストのライブツアー限定の商品や、コレクターアイテムとしての展開も視野に入れています。
表現にこだわりを持ち、デザインの自由度が高いこのプラスチックタグは、金額面でも手頃なため、多くのファンに受け入れられることでしょう。さらに、スポーツチームからのオファーも受けており、海外展開の可能性も見込まれています。「DOG TAG」が特に人気のあるヨーロッパのサッカーチームを念頭に置き、日本から世界市場へ挑戦したいとの意向も語っています。
おわりに
有限会社五味彫刻工業所は、2025年2月12日から14日まで東京ビッグサイトで行われる「第99回東京インターナショナルギフトショー」に出展予定です。関心のある方は、ぜひ足立ブランドの展示ブースにも足を運んで、その魅力を体感してください。製品への愛情、こだわりを持っている彼らのタグは、あなたの推し活を彩る素晴らしいアイテムとなることでしょう。