名古屋で新感覚の妖怪体験を
2025年の夏、名古屋市の金山総合駅前に新たなアート体験が登場しました。「動き出す妖怪展 NAGOYA 〜Imagination of Japan〜」は、訪れる人々を魅了し、多くの話題を呼んでいます。開幕からわずか6日間で、なんと1万人もの来場者を達成しました。妖怪の不気味さとユーモアを体感できるこの展覧会、ぜひその魅力を深堀りしてみましょう。
展示のハイライト
展示は、古代からの妖怪をテーマにした多様なスペースで構成されています。特に注目すべきは、展示場内での特別イベント「怖さマシマシ妖怪グリーティング」。毎週土曜日の16時から20時に、いつもよりちょっと怖い妖怪たちが会場を練り歩くこのイベントは、子供から大人まで楽しめるものです。来場時にはこの時間帯を狙っていくと、特別な体験が待っています。
妖怪の里
まず訪れてほしいのが「妖怪の里」。ここは数多くの妖怪画が展示され、妖怪の始まりを探る空間です。絵師たちが描いた不気味でありながらもどこか愛嬌のある存在を前に、観客は何千年も前の神秘的な世界へといざなわれることでしょう。
妖怪裏小路
次に進むのは「妖怪裏小路」。細い路地を抜けるその先には、奇妙で不可思議な雰囲気が満ち溢れています。プロジェクションマッピングを駆使した最新技術により、妖怪たちがあなたの周りで息づく様子を体験することができるのです。
妖怪藤回廊
また、江戸時代から続く「藤」との関わりに目を向けた「妖怪藤回廊」も必見。藤は古来より魔を退ける植物とされ、その長く垂れる花房は妖怪と人間の境界を示すと言われています。ここで静かに佇むことで、妖怪たちとの深い結びつきを体感できるかもしれません。
妖怪百鬼夜行
この展覧会の中では、妖怪たちの行進を感じることができる「妖怪百鬼夜行」もあります。幻想的な空間で、怪しげな夜旅に出かけ、未だ見ぬ妖怪たちとの出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
妖怪大乱舞
最後に、展覧会のフィナーレを飾る「妖怪大乱舞」では、広がる妖怪たちの世界観が見事に表現されています。ここにはよく知られた妖怪から、名も知らぬ不思議な影まで、圧倒的なスケールで描かれ、訪れた人々はそのダイナミックさに驚かされることでしょう。
妖怪文化の深淵を探る
「動き出す妖怪展 NAGOYA」は、ただの展示ではありません。日本の妖怪美術と最先端の映像技術を融合させ、身をもって体感できる新しいアートエンターテインメントです。西尾市岩瀬文庫や小豆島の妖怪美術館との共同プロジェクトにより、観覧者は妖怪の歴史や文化についても学ぶことができます。
チケット情報
この魅力的な展覧会は2025年9月23日(火・祝)まで開催されます。チケットは大人2,200円、高校生・専門学校生1,500円、子供700円、シニア1,900円(すべて税込)、さらに3歳以下は無料で入場可能です。現地券売機での購入も可能で、当日券も用意しています。
この機会にぜひ名古屋を訪れ、「動き出す妖怪展 NAGOYA」をご体感ください。その不思議な世界に足を踏み入れれば、きっと忘れられない思い出になることでしょう。