ウェイロン・ジェニングスの新曲『The Cowboy (Small Texas Town)』がリリース
ウェイロン・ジェニングスのファンにとって、待望の瞬間が訪れました。彼の未発表作品を集めた新アルバム『Songbird』から、2ndシングル「The Cowboy (Small Texas Town)」がリリースされたのです。この曲は、カントリーミュージック界のレジェンド、Johnny Rodriguezによって書かれ、ウェイロンが1978年に発表したアルバム『I’ve Always Been Crazy』のセッション中に初録音されました。
シューター・ジェニングスが手掛ける新たな解釈
本作の編集とミックスを担当したのは、ウェイロンの息子であり、3度のグラミー受賞歴を持つシューター・ジェニングス。「The Cowboy (Small Texas Town)」について、彼はこの曲がシンプルでありながら深いメッセージを持つことを語ります。父の音楽が語る物語は、下積みからの成長や、音楽を通じての人々とのつながりを描いており、時間が経過した今でも多くの人に共鳴する内容であると感じています。
シューターは「前半は父の人生を易しく語り、後半では情熱が込められた展開になる」と語り、特に「ホワイトカラーの人々」に触れた部分は、曲が書かれた当時以上に現代にぴったりと合うと強調します。
アルバム『Songbird』について
『Songbird』はウェイロン・ジェニングスの未発表音源を収めたアルバムで、3部作のうちの1枚目として位置づけられています。このアルバムは、1973年から1984年にかけて、彼と長年のドラマーで共同プロデューサーであるリッチー・オルブライトが制作した音源が集められています。ウェイロンのバックバンドであるザ・ウェイラーズやその他の特別ゲストも参加したこの作品は、シューターによって再編集されています。
アルバムには、先行してリリースされた1stシングル「Songbird」も含まれ、フリートウッド・マックの名曲をウェイロン自身が巧みにアレンジしたものです。シューターが主催したウェイロンの誕生日パーティーでこのプロジェクトが発表され、当日は多くの仲間たちが集まり、ウェイロンの名曲が披露されました。
ウェイロン・ジェニングスの軌跡
ウェイロン・ジェニングスは1937年にテキサス州で生まれ、8歳からギターを手にしました。彼は14歳でラジオDJとしてのキャリアをスタートし、その後はバディ・ホリーと共演。ナッシュビルでデビューを果たした彼は、伝統的なカントリー音楽のスタイルに反発し、「アウトロー・カントリー」という新たなジャンルを切り開く原動力となりました。
2001年にはカントリーミュージックの殿堂入りを果たし、数々の名曲を残したものの、2002年に64歳でこの世を去ることとなりました。彼の音楽は今も多くのファンに愛され続けています。
リリース情報
ウェイロン・ジェニングスの未発表曲アルバム『Songbird』は、2025年10月3日(金)にリリース予定です。このアルバムは、輸入盤および配信のみで購入可能です。興味のある方はぜひ、公式サイトをチェックしてみてください。
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