日本のレーシングカー産業の未来を見据えて
日本自動車レース工業会(JMIA)が掲げる「世界に誇れる日本のレーシングカー産業を築く」というビジョンは、モビリティ産業の発展に向けた熱意を感じさせます。2008年の設立以来、同団体は多くの企業と連携し、FIA-FORMULA 4やFIA-FORMULA REGIONALなど、数々のレーシングカーの開発に取り組んできました。その中で、日本が誇るモノづくりのノウハウを活かして、次世代の「NEXT-FORMULA」開発を進めています。
進化するNEXT-FORMULA
今年5月21日(水)から3日間、パシフィコ横浜にて開催される「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」では、JMIAのブースでNEXT-FORMULAの風洞モデルや新たなギアボックスが展示されます。この展示は、自動車技術の最前線に触れる貴重な機会であり、訪れるすべての方に刺激を与えることでしょう。
風洞試験と新ギアボックス
展示される風洞モデルでは、次世代レーシングカーが条件に応じた空力特性を持つことを目指しています。新しいギアボックスの採用も見どころで、より高い性能を安定して引き出すことに期待が寄せられています。これにより、サスティナブルなモータースポーツの発展が進むと共に、安全性も向上していくでしょう。
NEXT-FORMULAの特徴
サスティナブルなレース支援: 適正コストで安定した部品の供給を実現し、持続可能なレース活動を支えます。
高い運動性能: 最新の安全基準を満たしながらも、高い運動性能を維持しています。
エンターテイメント性: 最新の空力デザインを取り入れることで、観客を魅了する要素も取り込んでいます。
コクピットサイズの確保: コンパクト化を進める一方で、十分なコクピットサイズが確保されています。
環境への配慮: 環境に優しい材料の採用とその効果の証明が行われています。
技術の発掘: モータースポーツに関連する企業の開発力を引き出し、新たな潜在技術を発見していきます。
ブースの魅力
JMIAの展示ブースは、これまでの歩みを振り返る貴重な資料も用意されています。PDFのダウンロードリンクから、過去のレーシングカーの情報やJMIAのこれまでの功績を確認できます。特に2024年のFIA-F4 Gen.2や、2020年のFIA-FR DOME F111/3も見ることができ、モータースポーツの奥深さを実感できるでしょう。
共同出展と協賛企業
展示ブース内では、ヒトクル展への共同出展や協賛企業の情報も紹介されます。これにより、モータースポーツ業界全体が持つ可能性や魅力を直接感じることができるでしょう。興味のある方はぜひ足を運んでみてください。新たな技術と未来のレーシングカー産業の姿を、あなたの目で確かめられる絶好の機会です。