スポーツ未来研究所
2025-07-23 13:47:05

電通が発足した「スポーツ未来研究所」が目指す体験価値の革新

スポーツ未来研究所とは?



株式会社電通が新たに設立した「スポーツ未来研究所」は、スポーツが持つ真の価値を探求することを目的としています。所長にはパラリンピック・アルペンスキー元日本代表の大日方邦子氏が就任し、様々なステークホルダーと連携しながら研究活動を進めていきます。

この研究所は「スポーツを、ひろげよう」というスローガンを掲げ、スポーツビジネスの長年の経験を基に、社会に貢献する新たなスポーツ価値を創造する挑戦を行っています。今回の第一弾は、早稲田大学および東海大学と共同で行う「スポーツ観戦の体験価値の可視化」に関する研究です。

スポーツ観戦体験のデータ化



スポーツ観戦の体験価値を科学するため、研究所では観客の脳波や心拍のリアルタイムデータを用いた研究を行います。従来のアンケートによる主観的なデータに頼らず、科学的根拠をもとに観戦中の感情の変化を捉えます。例えば、観戦中に「ワクワク」や「ドキドキ」といった感情がどのように変動するかを定量的に明らかにすることを目指しています。

さらに、観戦スタイルが感情のシンクロに与える影響についても研究します。家族や友人と共に観戦する際、またはSNSを通じて他者と交流する際の感情の共有は、観戦体験に大きな影響を与えます。これらの研究を通じて、スポーツ観戦がどのように私たちの心に影響を与えているかを明らかにし、「優しさ」や「孤独感の軽減」など、ウェルビーイングへのポジティブな影響を解明します。

共同研究の展望



日本サッカー協会の協力を得て、男子日本代表の試合を対象とした初回調査が開始されました。調査データの分析が進められ、結果が得られ次第、研究成果を公開する予定です。また、これらの成果に基づく提言は、競技会場の改善やスポーツコンテンツの進化に向けた重要な手がかりとなることでしょう。

研究所の取り組みにより、観戦体験がより豊かになり、エンターテインメントビジネスにおいても新たな可能性が生まれることが期待されています。今後の展開に注目です。


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