新たな地域の絆を生む「かつ力セット」の誕生
石川県金沢市にて、地域と大学の連携が新たな形で実現しました。この取り組みは、J3リーグに所属するツエーゲン金沢が主導し、地元の大学である金沢大学との協力により生まれたものです。
地域協創のアンテナ
まず、金沢大学で行われた講義「地域協創のアンテナ」にて、廣井友信クラブキャプテンがゲストスピーカーとして登壇しました。この中で、学生たちとの交流が行われ、地域の魅力を再発見するきっかけとなったのです。また、金沢大学の学生たちはインターンシップや講師派遣を通じて、地域企業との連携を深めてきました。
勝利につながる新メニュー
その流れの中で、釜炊きおにぎりみつやという地元の飲食店とタッグを組み、彼らが考案した「かつ力セット」が試合会場で販売されることになりました。このセットには、「おでんおにぎり」と「ラーメンおにぎり」、さらに「塩たまご」が含まれています。これらのメニューにはそれぞれ、「試合に勝つ力」や「若者の活力」が込められているそうです。
メニューの魅力
「おでんおにぎり」は茶飯の中に金沢おでんの具材を詰め込んだもので、地元の味わいを持つ一品です。一方、「ラーメンおにぎり」は、豚骨スープで炊いたご飯にチャーシューやメンマが入った、まさにとんこつラーメンの風味を持つユニークなおにぎりです。こうした独自の発想が、地域の食文化を支える一助となっています。
地域とのつながりを強化
ツエーゲン金沢は、このプロジェクトを通じて、エンターテインメントだけでなく、地域と大学、さらには飲食店が結びつくことの重要性を訴えています。金沢大学と釜炊きおにぎりみつやの協力は、地元に新たな風を吹き込むものであり、学生や地域住民にとって新しい価値を提供する試みです。
試合会場での実施
この「かつ力セット」は、2025年10月12日(日)に開催されるツエーゲン金沢の試合で販売されます。試合は金沢ゴーゴーカレースタジアムで行われ、販売時間は11:00〜14:00を予定しています。店内では、地域の方からも愛されている釜炊きおにぎりが楽しめるだけでなく、学生たちのパフォーマンスも見られる特別な空間となっています。
このコラボレーションは、単なるメニュー開発にとどまらず、地域の活性化に繋がる大きな一歩となるかもしれません。ぜひ、当日スタジアムに足を運び、新しい味と地域の絆を感じてみてください。