日本舞踊の新たな試み
2025-02-25 11:56:22

日本舞踊と俳句・ピアノの融合が生み出す新たな表現の幅

日本舞踊と俳句・ピアノの融合が生み出す新たな表現の幅



日本舞踊の新たな可能性を探る公演「日本舞踊の可能性」が、2025年6月6日に台東区立浅草公会堂で開催されます。この公演は、重要無形文化財保持者である日本舞踊家・藤間蘭黄が芸術監督をつとめ、様々なジャンルとのコラボレーションを通して日本舞踊の持つ力を広げてきた活動の一環です。

第7弾の特徴


第7回目となる本公演では、2つの異なる作品が演じられます。第一部は小林一茶の俳句に基づいた『鄙のまなざし〜一茶の四季〜』であり、季節感豊かな俳句を日本舞踊で表現します。観客の中には、日本舞踊の古典の歌詞が理解しづらいと感じる方も少なくありません。そのため、今回の演出ではわかりやすく想像力を引き立てる日本語を用いて、新しい形の「俳句」日本舞踊を提案します。作詞と作曲は藤間蘭黄が手掛け、編曲は清元栄吉によるものです。特徴的な四季の風景が舞台上で展開されることが期待されています。

出演者には藤間聖衣曄、藤間鶴熹、藤間蘭翔といった才能豊かな舞踊家が揃い、観客を魅了します。

もう一つの公演:『展覧会の絵』


第二部で演じられる『展覧会の絵』は、ロシアの作曲家ムソルグスキーによるピアノ曲を基にしています。不朽の名作とも言えるこの作品は、ピアニストの木曽真奈美の演奏に合わせて、日本舞踊家とバレエ・ダンサーが共演します。ムソルグスキーが親友である画家ガルトマンに捧げる形で解釈されるこの曲は、彼の深い思いを感じさせるものです。

この作品は、2017年にウクライナ・キーウでの世界初演を果たした際にも大きな話題を呼びました。その後も京都ロームシアターなどで再演され、今回の公演でも再び新たな解釈での上演が行われます。藤間蘭黄が脚本・演出を務め、山本隆之が振付を担当。彼は新国立劇場バレエ団の元プリンシパルダンサーであり、さらに磨き上げられた作品に期待が寄せられています。

公演の詳細とチケット情報


公演は2025年6月6日(金)19時よりスタートし、浅草駅から徒歩数分というアクセス良好な立地です。チケットはS席10,000円、A席8,000円、B席(自由席)2,000円など、幅広い価格帯から選べます。特典付きのパトロネージュシートも用意されており、支援席としての利用が可能です。

この「日本舞踊の可能性」の公演は、古典を継承しながらも新たな作品を発表する藤間蘭黄の情熱が詰まったイベントです。日本の伝統芸能と現代の要素が融合する様子は、観客にとっても新鮮な体験となるでしょう。この機会に、ぜひ見逃すことなくお楽しみください。

公式情報


詳細な情報は、「日本舞踊の可能性」特設サイトや公式Instagramでご確認ください。興味のある方は、早めにチケットを手に入れてこの素晴らしい公演を体験しましょう。


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