河東努氏、特別賞受賞
2025-03-04 13:28:18

河東努氏、映画音響界での功績を評価され日本アカデミー賞特別賞受賞

河東努氏、映画音響界の立役者として輝く



東京工学院専門学校音響芸術科を卒業し、現在はドルビーサウンドコンサルタントとして活動する河東努(かわひがしつとむ)氏が、第48回日本アカデミー賞協会特別賞を受賞しました。この栄誉は、彼が音響制作において出した多大な貢献を称えるものであり、映画愛好者をはじめ、多くの人々にとって嬉しいニュースとなっています。

河東氏は1992年に卒業後、コンチネンタルファーイースト株式会社のドルビーフィルム製作部に入社し、Dolby Laboratories認定のドルビーサウンドコンサルタントとして、現在に至るまで約30年もの間、業界に貢献してきました。彼が特に注目されるのは、音響技術が35mmフィルムからデジタル・シネマへの移行が進む中で、1000本以上の日本映画の音響制作に携わってきた点です。代表作には「耳をすませば」や「千と千尋の神隠し」、「ONE PIECE FILM RED」など、名作揃いで、多くの観客に感動を与えています。

技術革新への情熱



受賞の理由として、特に評価されたのは、彼が推進したDolbyの最新音響技術「Dolby Atmos」の採用です。これは、立体的で臨場感あふれる音響体験を提供する革新的な技術で、映画の音質を向上させるために必須の要素となっています。その中で河東氏は、制作現場から観客の耳に届くまでのサウンド制作に対して深く関与し、「映画の音の楽しみ」を的確に伝える手助けを行ってきました。

テクノス展での特別講演



河東氏は、特別賞受賞の喜びを伝えながら、テクノスカレッジで行われる"テクノス展"にて特別講演を行う予定です。このイベントでは、彼の映画業界での経験や学生たちへのエールを送る内容が盛り込まれています。開催日は2025年3月7日から8日で、参加者は無料で企業や作品の魅力に触れ、音響制作の最前線を学ぶことができる貴重な機会です。

講演の内容には、日本アカデミー賞協会特別賞の受賞に至るまでの道のりや、映画や音響の仕事に対する情熱が語られる予定です。河東氏は、「自分の成長の根源はこの学校での教育にある」と感謝の意を表し、学生たちの育成に貢献したいという意欲を示しています。

テクノスカレッジの魅力



総合学院テクノスカレッジは、半世紀以上の歴史をもつ専門学校で、音響芸術科をはじめとした多様な学科が存在します。最新の設備と多岐にわたるカリキュラムを整えており、学生が実践的な技術を習得する環境を提供しています。また、海外姉妹校との交流も行っており、グローバルな視点を養うプログラムも充実しています。河東氏のように、業界で成功を収めるプロフェッショナルになれるよう、教育が行われています。

この度の河東氏による特別講演は、学生たちにとって刺激的な経験となるはずで、未来の音響技術者たちに輪を広げていくことが期待されます。映画音響の分野に興味がある方は、ぜひこの機会をお見逃しなく。


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