2025年6月7日、福岡で開催されるチャリティーコンサートに、ドラマ『コード・ブルー』の監修者である現役フライトドクター本村友一先生が特別ゲストとして参加することが決まりました。本コンサートは、医療搬送用ヘリの重要性と、それに関わる医療従事者の使命を広めることを目的としています。
特別対談パートでは、フライトドクターである本村医師、元フライトドクター、そして美容外科医の三者が、ドクターヘリと医療搬送の現場について議論を交わします。近年、フジテレビのドラマ『コード・ブルー』をきっかけに一般にも広く知られるようになったドクターヘリですが、実際には、ドクターヘリの導入が進んだのはこの約24年間の努力の賜物です。現在では、日本全国のすべての都道府県で医療搬送用ヘリが活用されており、その価値はますます高まっています。
ドクターヘリは、災害時の緊急搬送や、偏僻な地域に住む人々への救命活動に特に重要で、倫理的な観点からも避け難い選択を支えています。本村医師らは、この対談を通じて、普段はあまり知られていないドクターヘリの裏側や、その運用の実情、そして携わる医療従事者の心構えについて赤裸々に語ります。
また、コンサートは、今年4月6日に長崎県壱岐島沖で発生した医療搬送用ヘリの事故による犠牲者への追悼も兼ねています。元フライトドクターでもあるTCBの松村圭祐医師がピアノを演奏し、命の儚さや医療の重要性を感じながら、聴衆と共感を共有します。
プログラムには、バッハやベートーヴェン、ショパンといったクラシックの名曲と共に、久石譲の作品も取り入れられ、哀悼の気持ちと未来への希望が織り交ぜられた構成となっています。コンサートの収益は、すべて医療搬送用ヘリ関係者へ寄付される予定です。
このイベントは、地域医療や離島医療の課題を広め、若い世代にドクターヘリの重要性を知ってもらうための貴重な機会でもあります。ドクターヘリという存在は、不運な事故や災害に巻き込まれた方々の命をつなぐものであり、その達成には多くの医療従事者が日々努力し続けています。
チャリティーコンサートへの参加は、医療に関心のある方にとってはもちろん、ドクターヘリの真実を知りたい人々にもぜひお勧めします。空の安全と、医療従事者への感謝の気持ちを込めて、参加者全員で共に思いを巡らせる一日にしたいと願っています。
【コンサート概要】
- - 日時:2025年6月7日(土)13:30~(開場13:00)
- - 場所:アクロス福岡 イベントホール
- - 出演:本村友一医師、TCB松村圭祐医師、TCB徳田理奈医師
- - チケット:大人2500円、中学生以下1500円(自由席)。買い方はQRコードまたは公式サイトからアクセス可能です。
- - コンサート売上は、全額医療搬送用ヘリ関係者への寄付となります。
詳細は公式サイトをご覧ください。