沖縄出身俳優たちが贈るドタバタ劇『32軍壕へメンソーレ』が上演

沖縄出身俳優が織り成す舞台『グスーヨー！32軍壕へメンソーレ』

2025年の夏、歴史的な節目に沖縄出身の俳優たちが集結し、舞台『グスーヨー！32軍壕へメンソーレ』を披露します。この公演は、終戦から80年を迎える沖縄の過去と平和な未来を繋ぐことを目指し、東京と沖縄で同時に上演される特別な企画です。

開幕の詳細

公演は2025年8月6日から10日まで東京の劇場MOMOで、続いて8月23日と24日に沖縄市民小劇場あしびなーで行われます。チケットは現在、カンフェティを通じて購入可能です。歴史的な背景を持つこの舞台は、観客に新たな視点をもたらすことを目的としています。

あらすじ

物語は沖縄戦の真っただ中、首里城の地下にある日本軍第32軍司令部壕を舞台に展開します。未だ歴史に埋もれたこの場所に、平和ガイド1号である大城メリサが登場し、彼女の奮闘と共に過去の記憶や地元の人々の思いが交差します。ドタバタの劇中で、当時の史実が巧みに織り交ぜられ、観客に沖縄戦が何であったのか、そして今の私たちが何を考えるべきなのかを問いかけます。

舞台の見どころ

この舞台の最大の魅力は、沖縄出身の俳優たちが一堂に会してその表現力で歴史を伝える点です。俳優たちは言葉を超えた思いを芝居に込め、観客へと届けます。特に主人公である大城メリサが平和ガイドになる過程や、地縛霊たちとの絡みは、コミカルでありながら深いメッセージが隠されています。

また、本公演のフライヤーは、アーティストEITENによるものです。このユニークなデザインは、海外でも評価されており、観る人々に印象を残します。さらに、観劇の記念としてオリジナルボトルの沖縄芋酒が販売されることも特筆に価します。