音楽業界で多くのファンを魅了し続けるDJでありキュレーターのジャイルス・ピーターソンが、シカゴのレーベルInternational Anthem設立11周年を祝うコンピレーションアルバムを国内でリリースします。今年のレコードストアデイに向けて限定発売されたこのアルバムは、国内盤CDとしても供給されることが決定しました。プロデュースを手がけるのは、日本で名高い音楽プロデューサー原雅明氏で、彼が運営するringsレーベルからの登場です。
このアルバムは、2枚組のCDとなり、International Anthemのカタログの中から厳選された楽曲が収められています。参加アーティストには、シカゴを拠点とする実力派ミュージシャンたちが名を連ね、ジェフ・パーカーやマカヤ・マクレイヴン、ベン・ラマー・ゲイといった、ジャンルを超えた実験的な音楽を創作するアーティストたちの作品が多数収録されています。
特に注目すべきは、ジャイルス・ピーターソンが自身のBBCラジオ番組で録音した貴重な音源が選ばれている点です。これらの音源は、International Anthemにおけるレーベルの歴史を紐解くためには欠かせない重要な要素となっており、聴く者にレーベルの創造的なスピリットを感じさせます。
レーベルが目指す実験精神と未来のジャズに対する視点が色濃く反映されたこのコンピレーションは、音楽ファンにとって新たな刺激となることでしょう。一つ一つの曲には、深いストーリーやメッセージが詰まっており、ジャイルスによる選曲は「ラジオを聴くようにストーリーを作っていく」と原氏も絶賛しています。このアルバムから聴き始めることで、International Anthemの魅力を存分に味わえることでしょう。
リリース日が2025年7月23日と設定されており、フォーマットは国内盤の2CD。アルバムはringsとInternational Anthemの共同プロデュースで、品番はRINC132です。また、価格は税抜4,000円と非常にリーズナブルな設定となっています。
Track Listは多岐に渡り、1枚目には、アーティストがシカゴにてライブパフォーマンスを行った楽曲から構成され、2枚目にはスタジオ録音の楽曲が並びます。デジタル音楽ストリーミングの時代にあって、物理メディアとして手元に置いておきたいコンピレーションアルバムとなっています。これを機に、ジャンルを越えた新しい音楽の楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか。
最終的に、International Anthemがこの11年間に築き上げてきた実績や、その信念が結集した本作は、現代ジャズの新たな方向性を示す重要な作品として位置付けられています。音楽の可能性に挑戦し続けるアーティストたちの意気込みを、ぜひ耳で感じ取ってください。オフィシャルウェブサイトや販売リンクから簡単に入手できますので、興味のある方はお見逃しなく。