ドキュメンタリー映画『水俣曼荼羅 Part2』が始動
ドキュメンタリー映画の巨匠、原一男監督の新作『水俣曼荼羅 Part2(仮題)』が、現在クラウドファンディングの支援を募っています。目標は1,000万円、2025年2月28日を期限にしています。このプロジェクトは、製作費を集めるためのもので、現在までに404万円が集まっており、新たな支援を呼びかけています。
水俣病と向き合う原監督の挑戦
2021年に公開された『水俣曼荼羅』は、原監督が20年かけて制作した大作で、372分もの分量を誇ります。水俣市はかつて化学工業会社・チッソによる水俣病の影響を受け、大きな苦痛を背負っています。しかし、今でもこの病気は全く解決を見ない状態です。「水俣は解決済み」との声がある中で、実際には裁判闘争が続いている人々が確かに存在します。原監督は、その現実を記録するために、再びカメラを手にすることを決意しました。
クラウドファンディングの目玉リターン
今回のクラウドファンディングでは、さまざまなリターンが用意されています。取材日記特別編や、動画ライブ視聴、オリジナルCAP、さらには監督との茶話会など、豪華な特典が支援者を待っています。これらのリターンは、ファンにとっても魅力的な内容となっており、支援する価値を感じられることでしょう。
水俣の現実を伝える
『水俣曼荼羅 Part2』では、特に胎児性水俣病患者の高齢化問題が浮き彫りにされます。原監督は、この患者たちが短命であることを危惧し、彼らの感情や無念を描くことが重要だと考えています。彼の強い意志が込められた作品になることが約束されています。
配信トークイベントでの対話
クラウドファンディングを充実させるため、配信トークイベントも定期的に開催されます。多彩なゲストとの対話によって、作品に対する理解を深める機会も提供されています。様々な視点から水俣病や原監督のドキュメンタリーに触れることができるイベントは、多くの関心を集めること間違いなしです。
監督の言葉
原一男監督は、「水俣における取材は非常に困難で、タブーが多い」と語っています。彼は、これまでに控えざるを得なかった表現について、Part2では再挑戦することを決意。より深く、そしてリアルに水俣の真実に迫る意向を示しています。
水俣曼荼羅 Part2への期待と支援
『水俣曼荼羅 Part2』が世に出ることは、原監督にとっても大きな意味を持つ作品となります。この映画が果たすであろう役割は、単なる記録にとどまらず、水俣に生きる人々の物語を未来へと導くものになるでしょう。そのためには、多くの人々の支援が必要です。ぜひ、クラウドファンディングに参加して、この重要なプロジェクトの一助となりましょう。
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