新たな光を目指すMAGO OLD FADAMA STARS FC
ガーナのアクラに位置するスラム街、アグボグブロシーから勢いを持ってプロサッカーの舞台に登場する『MAGO OLD FADAMA STARS FC』。このチームは、アグボグブロシーの子どもたちの夢を背負い、2025年からガーナプロサッカーリーグの3部に参入することを発表しました。チーム名には、地域の愛称「オールドファダマ」と、スラムから世界に羽ばたく希望の“スター”を生み出す願いが込められています。
地域密着型クラブの誕生
『MAGO OLD FADAMA STARS FC』は、長坂真護氏が主導するクリエイティブなプロジェクトの一環として設立されました。地元の人々と共に、地域活性化を図りつつ、若い才能を引き出すことを目的としています。未来のサッカースターを育成し、スラム街からのストーリーを共に紡いでいけることが期待されます。また、公式インスタグラムで試合結果や活動の様子を随時発信する予定です。
画期的なユニフォームのデビュー
チームのユニフォームは、美術家でありファウンダーの長坂真護氏がデザインを手がけ、繊維メーカーのセーレン株式会社とのコラボレーションにより製作されます。サステナブルな素材を使用し、環境に配慮しながらも高機能を実現しています。このユニフォームは、10月18日からの個展で一般公開される予定で、特別内覧会は10月17日に行われます。この新しいユニフォームを通じて、スポンサーや協賛企業の参加も求めており、多様な形での協働が可能です。
日本遠征の予定
2026年2月には、日本に遠征し、国内クラブチームとの親善試合を行う計画です。この遠征実現のため、クラウドファンディングが開始されており、サポーターたちの応援が求められています。このプロジェクトによって、スラム街の選手たちが世界に飛び立つ夢の一歩を支えられるのです。
メッセージ群
長坂真護氏は、「アグボグブロシーの現実を伝える新しいプロジェクトが誕生しました。希望を持って挑む選手たちの姿を、多くの人に見てもらいたいです」と述べています。そしてチームのGM兼キャプテン、三坂光輝氏は「ガーナリーグに挑戦することで、地域の人々と共に勝利を目指しています。この挑戦を皆様に観てもらいたい」というメッセージを発信しています。
今後の展望
MAGO OLD FADAMA STARS FCは、スラム街から世界を目指す選手たちが、サッカーを通じて未来を切り拓く夢を描いています。彼らの挑戦を共に応援し、その成長を見守ることができる貴重な機会になるでしょう。地域の子どもたちにとっての希望の光が、サッカーを通して広がっていくことを期待しています。