前田工繊、2025年6月期第3四半期の決算を発表し好調な業績を記録

前田工繊株式会社 2025年6月期第3四半期決算の概要

2025年5月15日、前田工繊株式会社は2025年6月期第3四半期の決算を発表しました。この決算は2024年7月1日から2025年3月31日までの連結累計期間に関するもので、売上高は47,558百万円を記録し、前年同期比で13.5％の増加となりました。営業利益は10,152百万円、経常利益は10,227百万円、そして親会社株主に帰属する四半期純利益は7,004百万円と、いずれも前年同期を上回る業績を達成しました。

セグメント別の経営成績

ソーシャルインフラ事業

このセグメントでは、公共工事への参加が主力となっており、特に盛土補強材、河川護岸材、海洋土木製品が高い販売実績を見せました。不織布事業についても、自動車向けのスパンボンド製品や医療・衛生資材の需要が安定しており、いずれも前年同期よりも大幅に好調でした。残念ながら、一部の農業用資材や水産加工品では市場競争などの影響で売上が減少しましたが、全体として27億円の売上高を計上しました。

インダストリーインフラ事業

この分野では、自動車用鍛造ホイールや衣料・各種産業資材事業の売上が増加しました。特に海外での販売拡大が好調で、BBSMotorsport GmbHによる欧州での流通も活況を呈しました。とはいえ、全体としては仕入れコストの上昇が利益を圧迫する場面もありましたが、精密機器製造用ワイピングクロスなどの製品が回復し、前年度比21.9％の増収を実現しました。

まとめ

前田工繊は、1972年の設立以降、社会インフラの整備に貢献し続けており、近年では防災・減災に強い国土づくりに寄与すべく、様々な事業を展開しています。これらの業績が証明するように、彼らは地域社会の安心・安全、さらには環境づくりにも力を入れています。今後も成長が期待される前田工繊の動向からは目が離せません。

詳細な決算内容は、公式サイトの決算短信でご確認いただけます。前田工繊決算短信

このように前田工繊は、各事業部門において順調な成長を続けており、今後の展望にも期待が高まります。