入間市が初のeスポーツ大会「IRUMA eChampions League 2025」を開催

2025年8月3日、埼玉県入間市の児童センターにて、同市主催による初のeスポーツ大会「IRUMA eChampions League 2025（競技タイトル：eFootball）」が盛況のうちに開催されました。この大会は、入間市スポーツ振興まちづくり条例に基づいて「スポーツがつくる活気あふれるまち」を目指す活動の一環であり、地域の新たなスポーツ体験の提供を目的としています。

大会の進行と参加者

大会には、市内外から集まった10名のプレイヤーが参加し、進行と解説には入間市スポーツアンバサダーのひゅーが氏が務めました。ひゅーが氏はeFootball世界大会の公式解説経験を持ち、その存在によって観客たちも一層盛り上がります。特に子どもたちを中心とした観戦者たちが集まり、初めてのeスポーツ大会の雰囲気を存分に楽しんでいました。

特徴的な会場

eスポーツ大会の開催場所としてプラネタリウム室を利用するという試みは非常にユニークでした。この特別な環境は高い没入感を生み出し、観客にエンターテイメント的な体験を提供しました。参加選手の中には、普段はあまり対戦の機会がないプレイヤーもおり、新たな交流が生まれる場ともなりました。

大会の進行概要

大会は以下の内容で行われました：

- 競技タイトル：eFootball（PS5）

- 予選：

- 試合時間：10分（前半・後半各5分）
- 対戦形式：グループステージ制（2グループ、各選手2試合）
- 上位進出：各グループ上位2名が決勝トーナメントへ進出

- 決勝トーナメント：

- 試合時間：20分（前半・後半各10分）
- 対戦形式：各グループ上位2名ずつ計4名によるトーナメント制
- 決着方法：同点時は延長なしのPK戦

緊迫した決勝戦

決勝は緊張の展開となり、最終的にPK戦に突入しました。参加者の中で最も輝いていたのはkenpoyo選手で、見事に優勝を果たしました。準優勝は吉田とん選手、3位にはおーんニキ選手、4位にはJMP選手と、各選手の名前が多くの拍手と歓声で迎えられました。優勝者には地域特産品「いるまんじゅう」と大会特製の「いるティーシャーレ（盾）」が贈られました。

エキシビジョンマッチ

大会の締めくくりとして、ひゅーが氏と優勝選手によるエキシビジョンマッチが行われました。ひゅーが氏の数々の戦績を持つ圧巻のプレイに、再び会場は大いに盛り上がります。特に、ひゅーが氏は日本2位の実績もあるため、対戦を通じて多くの観客に感動を与えました。

eスポーツの未来

入間市でのこの大会は、子どもたちにとって貴重な経験となり、地域社会の注目を集めました。eスポーツは競技性や教育的価値が高いことが認知され始めており、地域参加の機会も増加しています。参加選手たちからは「こうした大会が少ない中で、貴重な競技経験ができた」との声も聞かれ、今後入間市ではさらなる人材育成と地域交流のための取り組みが期待されています。