感動の家族の物語
2025-07-15 10:57:56

舞台「わたしのこえがきこえますか」が手話通訳付きで上演決定!家族の絆を描く感動作

舞台「わたしのこえがきこえますか」が手話通訳付き公演決定!



来る2025年9月、東京都豊島区にあるシアターグリーン BASE THEATERにて、チーム・クレセントが主催する新たな舞台「わたしのこえがきこえますか」が上演されることが決まりました。この作品は、2022年第29回OMS戯曲賞で大賞を受賞した山脇立嗣による脚本で、手話通訳付きの公演が行われます。公演日は9月4日(木)から9月8日(月)までの5日間。また、チケットは2025年7月15日10時からカンフェティにて販売開始される予定です。

公演の背景とテーマ



この舞台は、1966年のある日、耳の聞こえない娘の妊娠を告げられた両親の物語です。時代背景としては、まだ手話が「手真似」と揶揄される時代であり、障がいを持つ人々がどのような困難を抱えていたかを描いています。娘の「産みたい」という切実な気持ちを、手話研究会に通う看護婦が伝えることで、家族の愛が試練を乗り越える様が感動的に描かれています。

旧優生保護法とその影響



また、作品には深い社会的背景があります。「旧優生保護法」と呼ばれる法律が存在した1948年から1996年までの間、精神障害や知的障害を理由に本人の同意なしに不妊手術が行われていました。この法律により、障がいを持つ人々は人権を侵害されていた過去があります。特に、昨年7月には政府がこの法律にまつわる裁判の原告に謝罪し、和解による早期解決を目指す姿勢を示しています。

このような歴史を背景に、舞台「わたしのこえがきこえますか」は、多くの方にとってのろう者の歴史に触れる機会となり、共生社会に向けた一歩となることを目指しています。特に、2025年11月に東京で行われる「デフリンピック」に向けても、意義深い公演となることが期待されます。

出演者とスタッフ



公演は、AチームとBチームにそれぞれ分かれ、個性的なキャストが揃います。Aチームには別府康子、黒田利夫、小野瑞季、山田さおり、宮本伊織が参加。

Bチームには片山美穂、宮川知久、新里乃愛、春田ゆりなど、多才な俳優が揃っています。脚本は山脇立嗣が担当し、演出は千田恵子が手がけます。さらに、照明や音響、手話監修など、各分野でのプロフェッショナルが集まり、舞台の質を高めています。

公演情報



公演は以下の日程で行われます。観客には手話通訳とともに、ライブ配信も予定されています。

  • - 9月4日(木)19:30(A)
  • - 9月5日(金)12:30(B)、16:00(A)、19:30(B)
  • - 9月6日(土)12:30(A)、16:00(B)、19:30(A)
  • - 9月7日(日)12:30(B)、16:00(A)、19:30(B)
  • - 9月8日(月)12:30(A)、16:00(B)

チケット料金は一般が5,000円、高校生以下3,500円とリーズナブル。A&Bセット券では一般9,000円、高校生以下6,000円となります。また、障害者割引やタブレット貸出、台本の提供などもあり、幅広い方々が楽しめる内容となっています。

この舞台「わたしのこえがきこえますか」は、自身の声を届けるための物語であり、未来への希望を持った作品です。観ることによって、どのような家族の絆が育まれ、どのように人々の理解が深まるか、ぜひ多くの方に体験していただきたいと思います。


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