春華堂がカンヌ国際映画祭で和栗をアピール!
2025年5月16日、静岡県浜松市に本社を構える有限会社春華堂が、一般社団法人和栗協議会の一員として「JAPAN NIGHT in Cannes 2025」に参加しました。このイベントは、俳優・プロデューサーのMEGUMI氏がファウンダーとして主催し、日本映画や文化の魅力を世界に広めることを目的としています。
和栗協議会は、和栗という日本の貴重な素材を核に、減少している生産者の支援と持続可能な農業の実現を目指しています。今回は、カンヌでの貴重な機会を利用し、世界中の映画関係者やメディア、政治・経済リーダー約1,400名に向けて「WAGURI」のブランドを浸透させるべく挑戦しました。
国際化への第一歩
春華堂の専務取締役であり和栗協議会の事務局長も務める間宮純也氏は、カンヌの舞台で英語を用いて「WAGURI」を国際的ブランドへ育てる思いを熱く語りました。会場では、日本の自然から育まれた和栗を使用したオリジナルスイーツが提供され、その上質な味と風味に、訪れた人々から驚きと微笑みが溢れました。
和栗協議会は、地域の行政、農業生産者、企業が一体となり、地域資源を生かした取り組みを進めています。これらの活動は、日本の農業の可能性を世界に伝えるための土台となっていると言えるでしょう。
和栗協議会の成り立ち
和栗協議会は、「地域間競争ではなく、地域間共創を」をモットーに、2022年7月にスタートした「遠州・和栗プロジェクト」に端を発します。このプロジェクトは、和栗の魅力や楽しみ方を発信し、日本各地の栗生産地との連携を強化することを目的としています。あらゆる世代・業種を超えた共同作業により、イノベーティブなコミュニティを構築し、持続可能な農業としての和栗の確立を目指しています。
春華堂の歴史と地域への思い
創業138年を迎える春華堂は、和洋菓子を製造・販売するだけでなく、地域とのつながりや遊び心を大切にしたさまざまな事業を展開しています。特に、静岡県掛川の和栗は貴重な農作物であり、後継者不足や高齢化に悩む現状を受けて、地域産業の持続可能性を考慮し、積極的な支援を行っています。和栗の魅力を広げ、県外産から地域の栗を活用する動きがある中、2025年には和栗協議会が51者へと拡大し、これまで以上に活動が充実する見込みです。
JAPAN NIGHT in Cannes 2025の概要
「JAPAN NIGHT in Cannes 2025」は、カンヌ国際映画祭の会期中に開催される国際文化交流イベントで、さまざまな国の映画関係者と出会い、ネットワークを広げる場となります。MEGUMI氏はこのイベントを通じて、日本の文化、スイーツ、そしてWAGURIのブランドを紹介し、その魅力を伝えることに挑戦しています。このイベントの成功は、将来的に日本の和栗がどのように世界に広がっていくかを示す重要な指標となるでしょう。
今後の展望
和栗協議会は、持続可能な農業の実現に向けた取り組みとして、地域の農業を支援し、和栗を世界に届けるための活動を続けていく計画です。春華堂の関与により、地域の農家を支えつつ、和栗の可能性を最大限に引き出す取り組みがこれからも期待されます。日本の誇る和栗が世界へと羽ばたく瞬間を、ぜひ見守っていきたいものです。