動物愛護法改正に向けた署名の提出
3月5日、エンジン01文化戦略会議が所属する動物愛護委員会は、次期動物愛護法改正に向けた重要な一歩を踏み出しました。この日、委員長である鎧塚俊彦さんをはじめ、教育界代表の漆紫穂子さん、放送作家の山田美保子さんが東京・永田町の参議院議員会館にて、環境大臣の浅尾慶一郎さんに対して2万4293筆の署名を提出しました。
この活動の背景には、真に動物を守るための法制度を実現したいという強い思いがあります。鎧塚さんは浅尾大臣に対し、「人と動物が共生できる社会を築くためには、真に動物を守れる法制度が必要です」と強調しました。この言葉には、委員会メンバーが持つ動物愛護の理念が込められており、法改正への強い願望が伺えます。
動物愛護法改正への要望
動物愛護委員会は、次の動物愛護法改正において10項目の具体的な法律改正を求めています。主な要点は次の通りです:
1.
移動販売の禁止: 子犬や子猫を数日間だけ販売することを禁止することで、動物の扱いに関する規制を厳格化します。
2.
8週齢規制の実効性確保: 幼い子犬・子猫の心身を守るために、適切な年齢での販売を義務づけることにより、動物の健康と福祉を強化します。
3.
緊急一時保護制度の導入: 虐待を受けている動物を迅速に保護するための制度を整備することで、動物たちの命を救う機会を提供します。
この要望書は、法改正の実現に向けた具体的な提案として位置づけられており、活動の成果を示す重要な資料となっています。
浅尾大臣からの期待の言葉
署名を受け取った浅尾大臣は、「皆さんが熱心に活動されていて、たいへんありがたく思います」と述べ、今国会での動物愛護法改正に向けた取り組みを称賛されました。また、「様々な意見を採り入れた形になるでしょう」との言葉からは、多角的な視点での議論が進むことが期待されます。
この議論において、意見交換を続けることが必要であり、環境大臣の話を受けて、動物愛護委員会も今後より一層の活動を続ける意向を表明しました。
今後の活動予定
山田さんと親交のある参議院議員の塩村あやかさんが取り次ぎを行ったことで、今回の面会が実現しました。動物愛護委員会は引き続き、署名活動を続けるとともに、国会議員への働きかけも強化していく計画です。
動物愛護の理念を広め、法改正への道筋をしっかりと築くために、私たち一人ひとりの意識と行動が求められています。動物たちのために声を上げ、共に活動していきましょう。