映画と社会課題を結ぶ「大丸有SDGs映画祭2025」
2025年の9月29日から10月23日にかけて、大手町・丸の内・有楽町エリアで開催される「大丸有SDGs映画祭2025」。この映画祭は、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした長編と短編の映画を上映し、観客を社会課題に触れさせることを目的としています。主催は三菱地所などで構成される実行委員会。
SDGs映画祭の魅力
このイベントは第6回目を迎えるもので、戦後80年という歴史的な節目に位置する今年、各種社会問題に取り組むことが求められています。上映作品には、東京大空襲の生存者を取材したドキュメンタリー『ペーパーシティ』や、観光業のサステナビリティを問う『ラスト・ツーリスト』などがラインナップされています。
さらに、オープニングセレモニーでは、インド映画『ミッション・マンガル』が上映され、火星探査に挑むチームの奮闘を描いた物語が観客に感銘を与えるでしょう。映画上映後には、アクサ生命保険のCEO安渕聖司氏や、SDGs発信に力を入れるエリーローズ氏によるトークショーも企画されています。
特別な上映体験
今年はダイバーシティイベント「E&Jフェス」と連携した特別上映も行われます。丸ビルの特設会場でアニメ映画『聲の形』が上映されるほか、高速道路(KK線)上では話題作『野生の島のロズ』の屋外上映も計画されており、参加者に新しい体験を提供します。
スタンプキャンペーンで環境貢献を
映画祭期間中にはスタンプキャンペーンも実施され、観客が日常生活で環境貢献できるアイテムを手に入れる機会もあります。全10回の上映会に参加しスタンプを収集することで、具体的なエコ商品がプレゼントされる制度は、持続可能な行動を促すための工夫が凝らされています。
大丸有SDGs ACT5の使命
「大丸有SDGs ACT5」は、2030年に向けた持続可能な街づくりを目指して、地域の企業が協力してSDGs活動に取り組むネットワークです。サステナブルフードや環境、ダイバーシティ&インクルージョンなどのテーマに沿った活動を通じて、地域社会に影響を与える持続可能なモデル都市の実現を目指しています。
この映画祭は、映画を通して広がる知識と理解の深化が、観客に行動を促すきっかけになることを目指しています。公式サイトからは、参加申し込みが可能で、未来の社会を考える貴重な機会を是非お見逃しなく。