メイドインジャパンの新たな挑戦:株式会社東洋マーシャルアーツ・ディストリビューションの柔術衣ビジネス
1948年に設立され、国際柔道連盟公認の老舗メーカーとして知られる株式会社東洋マーシャルアーツ・ディストリビューション(以下TMD)は、2025年を第二創業期として新たな柔術衣ビジネスへの本格参入を発表しました。これに伴い、経営体制の大幅な刷新を行い、顧客のニーズに応える製品とサービスの提供を目指しています。
柔道人口の変化と新たな市場の開拓
近年、柔道人口の減少が日本全体で見られます。具体的には、2004年から2021年の間に男女を合わせた連盟登録会員数が約20万人から12万人へ減少しました。その一方で、ブラジリアン柔術の競技者は増加し続け、現在では日本国内で5万人に迫る勢いです。都内に多くのジムが存在することからも、その需要は高まっています。
TMDは、これら市場の変化をチャンスと捉え、ブラジリアン柔術衣市場での確固たる地位を築くことを目指しています。
特に注目すべきは、品質工場の技術と熟練職人を持つTMDが、国内工場による高品質な柔術衣の製造が可能であり、顧客に対してきめ細かいサポートを提供できる点です。これにより、競争の激しい市場での大きな強みを得ています。
新ブランド「Posture_ Method, Dimensions_」の誕生
2025年初秋にスタートする新ブランド「Posture_ Method, Dimensions_(ポスチャー・メソード・ディメンションズ)」は、伝統と革新を融合させた柔術衣の製造に取り組むことを目指します。このプロジェクトのディレクターには、柔術家の竹浦正起氏が就任。同氏は、現代柔術における最新の理論や技術を製品へ反映し、社内で培った技術をもとに新たな柔術衣を創り出す予定です。
クリエイティブディレクターにはデザイナーの近藤幸二郎氏が選ばれ、ブランド独自の美意識を持ったデザインを提供します。耐久性や動きやすさに優れた製品となること間違いなしです。
完全カスタムのフルオーダー柔術衣
新ブランドでは、標準的なモデルから完全なカスタムオーダーに対応した幅広いアイテムラインナップを展開します。特に、顧客の身体に合った完全カスタムの柔術衣は、身体採寸に基づいたサポートで、着心地や動きやすさを追求します。さらに、生産後のリペアサービスやサポート体制も充実させ、日本の製品ならではの安心感を提供します。
新しい経営体制への移行と今後の展望
TMDは新たな経営体制により、2025年9月から新役員体制が発足します。代表取締役CEOに村上嘉崇氏が、取締役COOに竹浦正起氏、取締役CCOに近藤幸二郎氏が就任し、顧客体験を向上させるために動き出します。
これからの柔術衣市場には、TMDが持つ「柔道」と「柔術」の二本柱の技術が不可欠です。ブラジリアン柔術が人気を博し続ける中で、TMDの新しい挑戦がどのように評価されるか。期待と注目が集まります。これからも進化するTMDから目が離せません。