NEO阿波踊り集団「寶船」30周年の祝賀会と新体制発表

NEO阿波踊り集団「寶船」、30年の歩みを祝う

2025年、NEO阿波踊り集団「寶船」は結成30周年を迎えます。この大きな節目を祝うため、2025年10月17日には渋谷ストリームホールで関係者を招いた「30周年記念祝賀会」を開催しました。翌日には「寶船30周年記念ライブ」が、昼夜2公演にわたり盛況に行われました。

新しい体制のスタート

祝賀会では、創設者で初代連長の米澤曜氏が会長へ就任し、新たに米澤渉が新連長に選ばれたことが発表され、今後の活動に対する期待が高まりました。多くの来賓が駆けつけ、国際交流基金の原秀樹氏や、CyberAgentのFISHBOY氏、東京外国語大学の中山俊秀氏が祝辞を述べました。会場には感謝の声が響き渡り、寶船の30年の歩みを振り返る貴重な時間がもたらされました。

伝統と革新の新衣装

記念行事では、従来の衣装から一新された新衣装も初披露され、多くの観客の注目を集めました。この新たな衣装プロジェクトは、徳島の呉服店「阿波和」との出会いを契機として進められ、京都・室町にある老舗帯匠「誉田屋源兵衛」とのコラボレーションにより実現しました。衣装デザインと製織は誉田屋源兵衛が担当し、仕立てを阿波和が行った特別な一着で、伝統の技術と現代の感覚が見事に融合したものです。

新体制を祝う「祝踊り」

連長継承を促す演目「祝踊り」では、新しい体制が鮮やかに表現され、会場一体となってその瞬間を祝いました。米澤曜会長の言葉でこれまでの感謝と今後の展望が語られ、参加者たちは感動で胸をいっぱいにしました。

熱狂の記念ライブ

翌日には「寶船30周年記念ライブ」が開催され、客席は満員に近い状態で、多くの観客が熱気を帯びて待機しました。90分間のパフォーマンスは圧巻で、会場全体が一体となって踊り明かす素晴らしい体験となりました。特にフィナーレでは、参加者全員が立ち上がり一緒に踊り、まるで祝祭のような雰囲気が広がりました。観客たちの笑顔と歓声は、30年の節目を祝うにふさわしいものでした。