軽貨物業界の声が届く！国交省との意見交換会開催

2025年7月24日、一般社団法人全国軽貨物協会が国土交通省本省にて実施した意見交換会は、現場の声を政策に反映するための重要な場となりました。この会は、同日開催される「ラストワンマイル配送の効率化等に向けた検討会」の準備として設けられたもので、軽貨物運送事業者の実態や課題についてより深い理解を図ることが目的です。

意見交換会の背景

全国軽貨物協会は、軽貨物業界を代表する唯一の全国組織として、国土交通省主催の「貨物軽自動車運送事業適正化協議会」にも参画しています。しかし、これまでの検討会では、直接的に軽貨物業界を代表する関係団体が参加しておらず、現場の意見が十分に反映されていないとの問題が浮き彫りになっていました。

今回の意見交換会は、その「現場不在」を解消すべく、国土交通省との正式な対話の場が持たれたことに大きな意義があります。協会は、この機会を通じて、業界の声を関係者にしっかりと伝えられることを期待していると述べています。

代表のコメント

これに関して、一般社団法人全国軽貨物協会の代表理事である西田健太氏は、「軽貨物はラストワンマイルを支える不可欠な担い手です。制度設計に先立ち、現場の実態や役割についてご理解を深めていただく機会をいただけて、業界を代表して心より感謝申し上げます。」と感謝の意を表しました。この言葉には、業界が抱える問題への真摯な取り組みが込められています。

今後の方針

全国軽貨物協会は、今後も全国の事業者の声を集約し、持続可能で適正な物流環境の構築に向けて、関係省庁や自治体、関連団体との連携を強化していく方針です。業界における現場と政策の橋渡し役として、より一層の活動を推進していくことが求められています。

協会概要

一般社団法人全国軽貨物協会の設立は2022年7月22日で、所在は東京都港区新橋です。公式ウェブサイトも運営しており、さらなる情報発信を行っています。協会は、軽貨物業界の発展とともに、社会全体の物流環境を整備していく役割を担っています。

この意見交換会を機に、軽貨物業界が抱える課題解決に向けた動きが進むことが期待されます。今後の展開に注目です。