DIAGEO WORLD CLASS 2025日本ファイナルが大阪で開催
2025年7月1日、ラグジュアリーホテル「ウォルドーフ・アストリア大阪」で、世界的なバーテンダーコンペティション「DIAGEO WORLD CLASS 2025 Japan Final」が初めて大阪開催されました。この大会は46カ国以上から集まるバーテンダーたちが技術を競い合う、まさに世界規模のイベントです。
特別ゲストの登場
今回の大会には、お笑いコンビ「銀シャリ」の橋本直さんと水田信二さんが特別ゲストとして参加。橋本さんはお馴染みの青いスーツではなく、豪華な装いで会場に現れ、観客が注目する中、カクテルパフォーマンスの合間にファイナリストたちの緊張をほぐすコメントを交え、場の雰囲気を和ませました。水田さんもその料理人としての経験を活かし、バーテンダーたちのパフォーマンスに感動の言葉を送りました。
日本チャンピオンの誕生
そんな中で行われた熱き戦いを制し、見事優勝の栄冠に輝いたのは、史上最年少の日本チャンピオン、岸田茉利奈さんでした。大会が進むにつれ、彼女の自信が高まり、優勝の瞬間には割れんばかりの拍手と祝福が沸き起こりました。岸田さんは、「私を支えてくれた両親に感謝を伝えたい」とコメントし、感極まった様子を見せました。これに対して橋本さんは「彼女の自信に満ちた姿が印象的でした」と称賛の声を寄せました。
複数のチャレンジ
大会は、バーテンダーたちが技術を競い合う4つのステージから成り立っています。
1. TEA TEN CHALLENGE
日本の茶道から英国のアフタヌーンティーをテーマに、お茶を使用したカクテルの創造。
2. SPIN THE WHEEL CHALLENGE
ルーレットを用い、必要な材料を決めた後、限られた環境で最高の一杯を作り上げます。
3. SHOW YOUR PASSION CHALLENGE
バーテンダーの情熱を表現するため、特定の素材を用い、ストーリーを披露するステージ。
4. WHAT’S YOUR STORY CHALLENGE
選ばれたウイスキーを無味の状態で提供し、その背後にあるストーリーを語ります。
これらのステージを経て、ファイナリストたちは独自の創意工夫を生かし、観客の心を掴むカクテルを次々と紹介していきました。
感動の表彰式
表彰式では、それぞれのファイナリストのパフォーマンスが振り返られ、橋本さんは「このように競い合う中で、各自が持つカクテルへのこだわりとプレゼンテーションスキルに本当に感動しました」と興奮気味に語りました。水田さんも「皆さんの努力と情熱が感じられ、多くの若いバーテンダーに刺激を与える素晴らしいイベントでした」と振り返りました。
Finalistsリスト
大会には各地から集まった10名のファイナリストが参加しました。彼らはこれまでの4ヶ月にわたる厳しい選考を勝ち抜いてきた精鋭たちです。参加者名は以下の通りです。
- - 伊藤 博之 -BAR Eight Rabbit-
- - 川勝 隆斗 -京王プラザホテル メインバー ブリアン-
- - 岸田 茉利奈 -Gold Bar at EDITION-
- - 志賀 陽介 -THE SAILING BAR-
- - 曹 ソニア -The Bar TopNote-
- - 竹下 健一 -The Ritz-Carlton KYOTO-
- - 土田 勇人 -客船 飛鳥Ⅱ-
- - 長尾 和明 -Bar LIBRE-
- - 中根 庸介 -ジャヌ東京-
- - 福澤 雄二郎 -Hollow bar-
DIAGEO WORLD CLASSの意義
「DIAGEO WORLD CLASS」は2009年にロンドンで始まり、世界各地でバーテンダーたちが厳しい競技を通じてスキルを向上させ、贅沢なカクテル文化を広めることを目的としています。日本においても、地域の文化を通じて、バーテンダーはもちろん、消費者もお酒の楽しさや魅力に触れる機会を増やし、さらなる発展を遂げていくことでしょう。
まとめ
特別ゲストの登場や多彩なチャレンジ、熱く感動的な瞬間が詰まった「DIAGEO WORLD CLASS 2025 Japan Final」は、大阪の地で初の開催ながらも成功裏に終了しました。その模様は今後さらなるバーテンダーの活動の促進にもつながることでしょう。皆さんもぜひ、選ばれしバーテンダーたちの情熱とスキルを感じてみてはいかがでしょうか。