映画『恋愛裁判』が描くアイドルの禁断の恋と裁判の行方

映画『恋愛裁判』について

2026年1月23日（金）に公開される映画『恋愛裁判』。この作品は、人気アイドルとして知られる主人公が、交際禁止規約に違反したことから裁判にかけられるという衝撃的なストーリーを描いています。監督は、深田晃司。彼は過去に「淵に立つ」や「LOVE LIFE」といった作品を手がけ、多くの映画祭での受賞歴を持つ実力派です。

脚本・企画に10年の歳月をかけた意欲作

本作は、監督が自ら企画・脚本を手掛け、完成までに約10年の歳月を要した意義深い作品です。アイドル業界の裏側や、厳しいルールをテーマにしており、観客に深いメッセージを伝えます。実際の裁判に基づく内容は、多くの映画祭にも出品され、カンヌ国際映画祭のカンヌ・プレミア部門に正式出品されたことからもその評価が伺えます。

物語の概要

物語は、アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のセンターを務める山岡真衣（演：齊藤京子）を中心に展開します。彼女は中学時代の同級生で、突然再会した間山敬（倉悠貴）と恋に落ちますが、アイドルとして抱える「恋愛禁止ルール」との間で葛藤し続けます。真衣の衝動的な行動により、8カ月後に事態は急変。事務所から「恋愛禁止条項違反」で訴えられ、法廷での厳しい追及を受けることとなります。彼女の選択がどのような結末を迎えるのか、物語に引き込まれること間違いなしです。

コミカライズ版の情報

映画『恋愛裁判』の公開に先立ち、コミカライズが行われることが決まりました。2025年11月28日より、文春オンライン内のウェブコミックサイト「BUNCOMI」で連載がスタートします。漫画は平塚まるが手掛け、全6回を予定。マンガアプリ「ピッコマ」でも先行配信されるため、多くのファンに広がることが予想されます。

深田監督による小説も刊行

さらに、映画の公開に合わせて、深田監督自身が執筆した原作小説『恋愛裁判』が2026年1月5日に文春文庫から刊行される予定です。この小説では、映画と異なる視点や未来を描くことで、読者に新たな楽しみを提供します。監督は、映画と小説がそれぞれ独立しながらも補完し合う形を目指したことを語っており、どちらを先に楽しむのも自由とのことです。