藤巻亮太東京公演
2025-05-07 18:32:19

藤巻亮太が魅せる新たな季節、LIVE TOUR 2025東京公演レポート

4月24日、東京のZepp DiverCityにて、藤巻亮太のLIVE TOUR 2025「儚く脆いもの」が行われました。このライブはアルバム『儚く脆いもの』を引っ提げ、国内ツアーファイナルという特別な意味を持つものです。日本各地を春の訪れと共に巡るこのツアーは、札幌公演から始まり、7つの都市と台湾を巡る壮大な旅の締めくくりとなりました。

今回のオープニングは、まさに春にぴったりな「桜の花が咲く頃」。美しい桜色に照らされたステージに、藤巻とバンドメンバーが登場すると、観客は歓声を上げました。メンバーのアンサンブルは一層洗練され、藤巻の声は春の訪れを感じさせる躍動感に満ち溢れています。この日のバンドは、バンドマスター・御供信弘(ベース)、片山タカズミ(ドラム)、近藤寿(ギター)の3人で構成されており、特にキーボードを排除したギターバンド編成は、さらなる一体感を生む鍵となっていました。

藤巻は、「春は出会いと別れが彩る季節。別れの曲も多いですが、切なさの向こう側には、出会えることの喜びがある。」と語ります。アルバムの中でも特に感情が込められている「Glory Days」と、情熱的なバラード「指先」では、彼の歌声が胸を打ち、心に響くものがありました。

続いて披露された「愛の風」は、藤巻が10年前に生まれたアイデアをもとに作った曲。彼は、30代、40代の頑張る人たちを応援したいという言葉で、この曲に込めた想いを伝えました。このような温かさこそが彼の音楽の魅力でもあります。

また、「真っ白な街」や「粉雪」では、アコースティックギターの音色が心地よく、冬の情景を思わせる美しい音の波を作り出していました。特に「粉雪」は、ミラーボールの下でのライトが柔らかく、観客を夢の世界へ誘います。

その後、ライブの後半では「朝焼けの向こう」から始まり、エネルギッシュなロックチューンで盛り上がります。客席からは自然と手が上がり、ライブの一体感が生まれました。「命を繋げ」というメッセージが強い「大地の歌」や、暗い感情を描いた「メテオ」では、観客はその迫力に魅了され、静まり返る瞬間もありました。

この夜の締めくくりとなる「新しい季節」では、観客も一緒に手拍子を打ち、力強いメッセージに全体が一つになりました。高揚感の中で迎えたアンコールでは、今秋のアコースティックツアーの発表もあり、期待が高まりました。

藤巻は、最後に「このツアーで感じたことを持ち帰ってほしい。」と、観客に向けた言葉を残し、ラストナンバーでしっかりとフォロワーたちを魅了しました。ライブを通じて、彼の音楽が生み出す感動が、春の新しい風を運んできていると感じました。次なる秋のツアーが待ち遠しい限りです。アルバム『儚く脆いもの』は、音源とはまた違った輝きを放っており、私たちに今の瞬間しか味わえない特別な体験を提供してくれました。これからも藤巻亮太の音楽の旅が続くことを期待しながら、彼の次のステージでのパフォーマンスを心から楽しみにしています。


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