ABEMA Primeでの高校生アイドルの現状
2025年12月25日、ABEMAの「ABEMA NEWSチャンネル」で放送されたニュース番組『ABEMA Prime』では、高校生によるアイドル活動の是非について熱い議論が交わされました。この回のテーマは、学校公認のアイドル部についてです。元アイドルでフリーアナウンサーの柴田阿弥さん、元SKE48の山崎怜奈さんが登場し、多くの意見が交わされました。
番組のMCであるEXITの兼近大樹さんは、学校の軽音や合唱、吹奏楽とアイドル活動とを関連づけ、「高校生という限られた時間の中で、どれだけ自分たちの才能を見つけるかが重要」と語りました。高校生活は多くの生徒にとって、将来に向けた準備期間であり、ただの一時期の活動に過ぎないとも主張しました。彼は「アイドルの活動もその一環です」と強調し、不安定な将来が待ち受けていることを考慮する必要性を指摘しました。
柴田阿弥さんは、アイドル部自体は文化活動の一部であり、身体やメンタルに対する安全対策が不可欠だと訴えました。彼女は自らの経験を話し、「当時は誹謗中傷があっても、適切な対処法が整備されていなかった。多くの仲間が傷ついて辞めていった」と振り返りました。彼女の言葉からは、学校が責任を持って安全管理を行うべきであるという強い訴えが感じられました。
山崎怜奈さんもまた、アイドル活動と学業を両立していた当時のことを語り、注意深さが必要であると警鐘を鳴らしました。「自分の居場所が特定されることで、ストーキングの危険が増す」と非常に現実的な視点からの意見が寄せられました。学校内では、他の部活動と同じように楽しむことができる一方で、その活動が知られすぎれば他者からの干渉が避けられなくなるというリスクも抱えることが明らかになりました。
この放送を通して、兼近さんは「やってみたいと思う気持ちを持つことが大切」と語りました。彼は、アイドル活動はスタート地点に過ぎず、この期間が自らの才能や将来について判断する場として機能していると示唆しました。また、「適切な環境で活動することが重要で、危険な地下アイドルのような場所に飛び込む前に、自己を見つめる時間が必要だ」と強調しました。
この放送は、特にアイドル活動を希望する高校生にとっての貴重な情報源となることでしょう。今後の高校生アイドルに必要な安全対策や、彼らの活動が持つ意義についての更なる議論が期待されます。
『ABEMA Prime』の番組は、現在見逃し配信でも視聴可能です。この機会にぜひご覧いただき、自分自身の考えを深めるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。