Nornisが織り成す音楽の饗宴「Concerto di luce」
2025年3月8日、埼玉県の大宮ソニックシティ 大ホールにて、VTuberグループ「にじさんじ」に所属する女性ボーカルユニットNornisが初のオーケストラライブ「Nornis Orchestra Live『Concerto di luce』」を開催しました。この特別な夜、戌亥とこと町田ちまの二人は、総勢約50名のオーケストラと共に、観客を魅了する音楽の物語を紡ぎました。
期待に胸躍るオープニング
会場はおしゃれに身を包んだ観客で賑わい、クラシック音楽を思わせる格式ある雰囲気が漂います。開演5分前には会場が静まり返り、19時、ライブが幕を開けました。指揮を務めるのは、東京フィルハーモニー交響楽団の栗田博文。彼の指揮の下、オーケストラが一斉に演奏を開始すると、空気が一瞬で緊張感に包まれました。
Nornisのハーモニーと新たな表現
『Concert di luce』というサブタイトルには“光の協奏曲”の意味が込められています。Nornisは、その美しいハーモニーとシネマチックなサウンドで、自身の理想形を追い求めたのです。本公演の第一曲「salvia」では、感情の高ぶりを一気に引き出し、続く「Transparent Blue」では疾走感あふれるビートが加わり、オーケストラの力強さを感じさせます。
MCで見せる親しみとユーモア
ライブの合間には、戌亥とこや町田ちまの軽快なトークが人々を惹きつけます。彼女たちは、観客との距離を縮める独特のスタイルで、和やかな雰囲気を作り出し、まるで漫才を見ているかのような楽しさを提供しました。合いの手が入る中で歌う瞬間、彼女たちは一転してアーティストとしての真剣な姿勢を見せます。この絶妙なギャップが観客を惹きつけるポイントです。
名曲の数々をオーケストラで
ライブプログラムには、オリジナル曲だけでなく、カバー曲も含まれています。「みちしるべ」や「ボクノート」、「満ちてゆく」などの名曲が、独自のアレンジで蘇ります。曲が進むにつれて、Nornisの強みである歌唱力が際立ち、オーディエンスはそのパフォーマンスに心を奪われました。
エモーショナルなフィナーレ
ライブのクライマックスには、最新曲「優しい君へ」が披露され、視覚と聴覚でさまざまな感情が交錯します。特にこの曲では、聴衆を巻き込んでの大合唱が印象的で、会場全体が一つに。感動のラストを迎えると、鳴り止まない拍手が夜空に響き渡ります。
様々な音楽体験を提供
その後、観客は高揚感を胸に抱きながら帰路につきました。このライブは、Nornisの魅力とオーケストラの壮大さが融合した体験であり、音楽の新たな方向性とともに心に刻まれることでしょう。次世代の音楽シーンをリードする彼女たちの活動から目が離せません。なお、今回の模様はネット配信も行われ、視聴チケットは今後も販売される予定です。
オーケストラとのコラボレーションによるNornisのさらなる飛躍に期待が高まります!