三笠製作所の新たな挑戦
株式会社三笠製作所が、ゴルフカート用の後付け冷房クーラーの販売に向けて、株式会社P.Pと営業業務委託契約を結びました。猛暑の夏に向け、新たなパートナーシップを活用し、販売を拡大する方針です。
ゴルフカート用後付け冷房クーラーとは
この新しい冷房クーラーは、既存のゴルフカートに簡単に取り付けられるエアコンユニットです。2023年から開発が進められており、2024年の夏には千葉県内のゴルフ場で実証実験を行い、ついに商品化に至りました。特に重視されたのは、ゴルフカートの外観を大きく変えず、既存の機能を損なわない取り付け方。これにより、カート利用者は快適で安全なラウンドを楽しむことができるようになります。
特徴
- - システム構成: エアコンユニットとリン酸鉄リチウムバッテリーを組み合わせており、重量は軽めの約30kg。
- - 効率的な冷却: 運転席と助手席には、それぞれ首筋に冷風を直接当てる吹き出し口があり、後部座席にも3つの吹き出し口が設置されています。この設計は、熱中症のリスクを軽減し、プレーヤーの疲労を和らげることを目指しています。
- - 充電機能: 走行中にゴルフカートのバッテリーとエアコン用バッテリーを同時に充電できるため、運転の際に手間を減らします。フル充電の際は約7時間で、冷房クーラーを1日中使用することが可能です。
導入効果
この冷房クーラーの導入がもたらす利点は多岐にわたります。まず第一に、お客様の健康と安全面に配慮しつつ、快適なラウンドを実現します。次に、他のゴルフ場との明確な差別化を図り、企業イメージや顧客満足度の向上に寄与します。最後に、特に夏季の利用が増加することで、収益を向上させることも期待できるでしょう。
価格
この革新的な冷房クーラーの価格は約80万円台で提供され、導入に際しては高いコストパフォーマンスが魅力の一つです。
三笠製作所の技術力
三笠製作所は、2017年からドバイ警察と共同で開発した移動無人交番や、無人自動運転車両型ロボット「HAKOBOT」など、多くの先進的なプロジェクトに取り組んできました。今回の冷房クーラーには、これまでの経験を活かし、高温多湿の日本の気候に最適化した小型かつ軽量な設計が施されています。
今後の展望
三笠製作所は、この冷房クーラーの導入を全国のゴルフ場に広げていく計画です。また、ゴルフを愛する方々の安全と快適性を確保し、ゴルフ業界全体のさらなる発展を促進していくことを目指しています。
会社情報
- - 会社名: 株式会社三笠製作所
- - 資本金: 1000万円
- - 設立: 1986年7月
- - 代表者: 石田繁樹
- - 事業内容: 自動運転車両の開発や各種ロボットの開発
お問い合わせ
株式会社三笠製作所
電話: 03-6821-1120
メール: info@golfcart-cooler.com
ウェブサイト:
三笠製作所公式サイト