小糸製作所の革新技術
2026-03-26 18:14:29

小糸製作所が受賞!革新技術でヘッドランプレンズを進化させる

小糸製作所が誇る「ライトグリーンポリカーボネート」



株式会社小糸製作所が開発した「ライトグリーンポリカーボネート(PC)」を使用したヘッドランプレンズが、先日開催された第10回ものづくり日本大賞で関東経済産業局長賞を受賞しました。この受賞は、同社が企業としての社会的責任を果たし、持続可能な未来に向けた努力を続けている証です。

受賞の背景と技術の革新



ものづくり日本大賞は、製造業の中で特に優れた成果を上げた企業や人材を称える賞です。今年で10回目を迎えた同賞は、中堅層や熟練の技術者、そして若手技術者に至るまで幅広く表彰することを目的としています。小糸製作所にとっては、今回が3度目の受賞となり、その功績が多くの方に認知されることとなりました。

同社は、この受賞を通じて「人と地球にやさしいものづくり」を推進しており、製品のライフサイクルにおける環境負荷の低減に力を入れています。特に、近年ヘッドランプの多機能化や大型化に伴い、重量が増加している現状に対処するために、レンズの薄肉化に取り組みました。

新素材「ライトグリーン®PC」の利点



開発にあたり、新しい素材「ライトグリーン®PC」を用いて、従来のヘッドランプレンズよりも大幅に薄く、かつ軽量な製品を実現しました。この新素材は、高温成形が可能なため、製造工程の効率が向上します。また、樹脂の流動性を高めることで、金型の冷却性能が改善され、形状の変形が少なくなり、安定した品質が確保されるという利点もあります。

環境への影響と安全性



新開発のヘッドランプレンズは、従来品と比較して質量が20%も低減されています。具体的には、1台の車両に使われるヘッドランプレンズによって、CO2削減効果は約3.0㎏と試算され、2023年度に採用された全車両において、合計約4.8万トンの削減が期待されます。

また、歩行者と車両が衝突した場合の安全性にも寄与し、歩行者の大腿部へのダメージが40%も低減されるというデータも得られています。これは、特に交通事故のリスクが高い現代社会において、非常に重要な成果と言えるでしょう。

未来への取り組み



小糸製作所は、今後とも持続可能な社会に向けて努力を惜しまず、製品ライフサイクルの環境負荷をさらに低減する取り組みを続けます。今回の受賞を機に、彼らの革新的な技術がより多くの車両に採用され、持続可能な未来を築く一助となることを期待しています。

受賞したチームのメンバーには、杉山健太氏(生産管理部)や古井崇嗣氏(研究所)、片山征史氏(生産技術部)など、専門的な知識と技術でこの革新を実現した面々が含まれています。彼らの努力が、未来のヘッドランプ技術に新たな息吹を吹き込むことでしょう。


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