北米市場への進出
2025-12-04 13:46:27

アンリツ、北米市場向けに新たなeMobilityテストを展開

アンリツ、北米市場向けeMobility評価ソリューションを展開



日本発のテクノロジー企業、アンリツがeMobility向け評価ソリューションを北米市場に導入することが決定しました。この取り組みは、同社の新たな試みであり、業界内での競争力を高める重要なステップとなります。特に、充放電試験とバッテリーエミュレーション機能を持つ「RZ-X2-100K-HG」およびPower HILの技術が注目の焦点です。

RZ-X2-100K-HGテストシステム



アンリツグループの高砂製作所が開発した「RZ-X2-100K-HG」は、高電圧・大電流に対応する充放電試験とバッテリーテストの最先端システムです。このシステムは、EV(電気自動車)を含む様々な動力源に対する性能試験、安全性、耐久性の評価を可能にします。日本国内ではすでに多くの顧客に採用されており、北米市場向けには、アメリカの安全規格に適合したモデルとして2026年2月より販売予定です。この進出は、アンリツにとってグローバルな展開の第一歩であり、さらに市場拡大を目指す戦略の一環です。

Power HIL技術



続いて、Power HIL(Power Hardware-in-the-Loop)技術についてもご紹介します。これは、HILシミュレーションに実電力供給機能を加えた技術で、リアルとバーチャルな環境を融合させた拡張シミュレーションです。この技術を活用することで、EVの走行試験や充電規格に基づく試験を現実に近い条件下で高精度に行えるようになります。

具体的には、Power HILを活用することで、実際の車両を用いることなく、バッテリーの性能評価、安全性、充電互換性のテストが行える利点があります。このシステムは、最大の耐久性を要する実運用においても高い信頼性を持つことが期待されます。

CES 2026での出展



アンリツは、米国ラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジー展示会「CES 2026」において、これらのソリューションを発表します。開催日は2026年1月6日から9日まで。このイベントでは、RZ-X2-100K-HGと共に、dSPACE社のHILシミュレータを組み合わせたPower HILをコンセプト展示予定です。また、DEWETRON社のPower Analyzerを使った電力測定デモンストレーションも行われ、多くの来場者がその精度と速度を体感できるチャンスがあります。

DEWETRON社の測定技術をPower HILと統合することで、電力だけでなく、温度、振動、映像などのデータを同期的に取得できるようになり、より洗練された評価が可能になります。これらの取り組みを通じて、アンリツは持続可能なモビリティ社会の実現に貢献するための先駆的な役割を果たすと言えるでしょう。

まとめ



この北米市場への展開は、アンリツにとって大きな進展であると同時に、グローバル企業としての競争力を再確認する機会でもあります。テクノロジーが進化し続ける中で、切磋琢磨する同業他社との連携を深め、さらなるイノベーションを追求する姿勢が期待されます。今後も、この新しい評価ソリューションがどのような成果を上げるのか、目が離せません。


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