Z世代の初挑戦！マイカー選び調査で見えた新たなライフスタイルの不安と喜び

Z世代のはじめてのマイカー選び調査に迫る

2025年5月8日から13日まで、株式会社KINTOが実施した「Z世代のはじめてのマイカー選び調査」の結果をお伝えします。本調査では、東京都内在住のZ世代（18歳～25歳）201名と政令指定都市がない地方に住むZ世代（18歳～25歳）200名を対象にマイカー選びについての意識調査が行われました。

調査サマリー

Z世代の初めてのマイカー選びには、多くの不安が伴っていることが分かりました。特に、都内に住む67.7%の人々と地方住民の55.0%が不安を持っていると回答。都内では「車両価格やサブスクリプション・リース利用料が高い」との意見が多く、地方では「車検やメンテナンス代が高い」という声が挙がっています。

さらに、マイカーを持ってみて気づいた負担は、「ガソリン代」が最も多く、東京都と地方の双方で共通して上位に位置しました。しかしながら、マイカーを持ったことに満足している割合は高く、都内では82.6%、地方では82.0%が「持ってよかった」と感じています。

マイカー選びの傾向

最初の質問で、はじめて選んだクルマのタイプを尋ねると、都内では「コンパクトカー」（28.8%）が最多で、次に「セダン」（24.9%）、「SUV」（22.9%）が続きます。一方、地方では該当地域のニーズに鑑みて、圧倒的に「軽自動車」（56.5%）が選ばれました。これは、地方における軽自動車の実用性や維持のしやすさが影響していると考えられます。

また、マイカーを新車で購入した割合も、都内が72.1%で、地方に比べて特に高い結果となりました。都内では、「通勤・通学のため」に車を選ぶ人が35.8%だったのに対し、地方では76.9%が同様の理由を挙げ、使用目的に地域差が生じていることも特徴的です。

選ぶときの不安と参考にされた意見

マイカーを選ぶ際の不安感は高まり、特に都内では67.7%が「不安があった」と回答しました。その内訳は多岐に渡り、都内では「車両価格が高い」が55.1%を占め、地方では「維持費がかかる」ことが38.2%という結果に。マイカー選びでは情報量とアドバイスが重要で、特に「親の意見」を重視した割合は、都内が30.3%に対し地方では45.0%を記録しました。

また、マイカーの経済的援助を受けた割合も興味深く、都内では69.2%が親から何らかの支援を受けていることが明らかとなりました。これに対して地方は54.5%で、親のサポートが不可欠であることを物語っています。

維持費の実際と満足度

マイカーを所有することで直面する維持費には、「ガソリン代」（都内39.3%、地方48.5%）が最も多いことが分かりました。続いて自動車保険やメンテナンス代も高い位置に見られ、購入後も負担が続く可能性が見えてきます。しかし、その一方で約8割以上が「マイカーを持ってよかった」と実感していることは、マイカーが生活の質を向上させる助けとなっている証拠です。

次のステップに向けて

次回のマイカー選びに関しては「手頃な価格のクルマ」を考える意向が強く出ており、経済的意識の高まりを示しています。さらに、維持費がかからないクルマや燃費の良さについても注目が集まり、初めての経験から学んだ教訓が反映される結果となりました。若者へのカーライフの活性化を目指すため、慎重に情報を選び、質の高い生活をサポートする商品やサービスが求められているのかもしれません。