新しいクラシック音楽文化創造の第一歩、DICT Music DAO Classicsの誕生

新たな音楽文化が生まれる瞬間

作曲家と演奏者が集まる新しい共同体、「DICT Music DAO Classics」が2025年11月18日に東京音楽大学TCMホールで創設記念演奏会を開催します。このプロジェクトは、Web 3.0およびDAO（分散型自律組織）の理念に基づき、作曲家の創造性を最大限に引き出し、演奏者との協力を促進することを目的としています。

DICT Music DAO Classicsとは

この「DICT Music DAO Classics」は、東京都渋谷区のDICT CUBE TOKYOを拠点とする音楽出版社「Virgo」によって運営されるコミュニティです。従来の音楽制作の枠を超え、作曲家と演奏者のための「サンドボックス」となることを目指しています。この取り組みでは、参加者が自分の信じる芸術作品を自由に作り上げ、その作品の演奏権や著作権をコミュニティ内でシェアすることが可能になります。

創設記念演奏会の魅力

発表された演奏会では、著名作曲家である大島ミチルや山下康介、石塚玲依といった面々が新曲を披露します。これらの楽曲は、国際コンクールでの受賞歴を持つピアニストの小林有沙と菊池広輔の手によって世に初めて演奏される予定です。この演奏会は、音楽界に新しい風を吹き込むことでしょう。

音楽の自律と共創

「DICT Music DAO Classics」では、参加者が自らの内発的動機に基づいて活動できます。具体的には、作曲家に対する「発注」や「納期」の設定は行わず、自由な制作環境を整えます。この仕組みは、作曲家たちが自分のやりたい音楽を実験的に制作することを後押しし、新たな才能の発掘につながるものです。

多様な活動の期待

このコミュニティは、ピアノ独奏曲だけでなく、今後は声楽曲、室内楽曲、さらには管弦楽曲などの幅広い作品が次々と制作される予定です。音楽家として活躍したいと考える多くの志が集まる場で、すべての音楽家が歓迎されます。音楽業界の真の新しさが求められる時代において、このコミュニティは、作曲家や演奏者に新しい活躍の場を提供し、共に成長していくことを目指します。

音楽キャリアに関するパネルディスカッションの開催

この演奏会では、さらにパネルディスカッションも予定されています。音楽業界での「新しいキャリアのあり方」についての議論が行われ、作曲家や演奏者、デザイナーの視点から、これからの音楽の未来が探求されます。音楽大学生は150名を無料で招待しており、業界の最前線での意見を直接聞ける貴重な機会となるでしょう。

11月18日の特別な日に向けて

このサービスの本格的なスタートとともに、その記念となる演奏会のチケットがイープラスで販売中です。音楽に興味がある方々にとって、見逃せないイベントになること間違いありません。音楽界の未来を共に築く一員として、ぜひご参加ください。

この「DICT Music DAO Classics」は、聴衆だけでなく、参加する音楽家にとっても新たな可能性を開く舞台となるでしょう。