若手演劇の新しい学びの場、コクーン アクターズ スタジオ
演劇界に新たな風を吹き込む「コクーン アクターズ スタジオ」が、2024年度に向けた第3期生の募集を開始します。このスタジオは、Bunkamuraシアターコクーンの芸術監督である松尾スズキ氏を主任として、演技をはじめ、ダンス、日本舞踊、そしてパフォーマンスの多様なスキルを磨くための環境を提供します。
特徴的なカリキュラムと講師陣
第3期生のレッスンは、演劇界で活躍する専門家たちによって行われ、実践的な発表を通じてスキルを深化させることを目指します。講師陣には、演技の松尾スズキをはじめ、杉原邦生、オクイシュージ、ノゾエ征爾らが名を連ね、発声や歌唱、身体表現、台本の読み解きといった多角的な学びを提供します。また、日本舞踊を担当する藤間貴雅や振付師air:manによるダンスレッスンも加わり、演技力を高めるための体系的なアプローチがなされています。
見学会と特別ワークショップ
新しい入学生を対象としたレッスン見学会も予定されています。この機会に現行の生徒たちがどのように演技やダンスを学んでいるかを直接観察することができます。見学会は8月に複数回開催され、参加は無料です。
さらに、特別ゲストを招いたワークショップも開催されます。ここでは受講生でない方でも参加可能な授業を行い、より多くの人々に演劇の楽しさを広げる機会を設けます。
成長の証となる発表公演
講師の松尾スズキが書き下ろす新作『アンサンブルデイズ―彼らにも名前はある―』を通じて、受講生の成果を発表する公演も予定されています。この公演は、受講生たちが1年間の努力の成果を観客に披露する重要な機会となるでしょう。
講師やプロの現場との連携
受講生には、コクーンプロデュース公演への参加や制作現場の見学が可能となり、演劇業界の実態を肌で感じることができます。さらにはオーディションの機会も提供され、受講生は実際のプロの現場に近づくチャンスを得ることができます。
応募要項と審査方法
第3期生の募集は2026年4月から開始され、応募資格は18歳から26歳までが対象です。選考は動画・書類審査から始まり、その後対面オーディションへと進む2段階の方式です。第3期生の人数は約20名を予定しており、演技経験の有無は不問です。受験料は2,000円(税込)で、詳細は公式WEBサイトにて発表されます。
若手の才能を育成する貴重な環境がここにあります。新たな一歩を踏み出したい方々のご応募をお待ちしています。
公式サイト:
Bunkamura コクーン アクターズ スタジオ