フィンランドのアウトサイダーアートを体験できる特別展示「IMAGINE EVERYDAY!」開催

フィンランドのアウトサイダーアート展示「IMAGINE EVERYDAY!」

2025年11月29日（土）から12月19日（金）まで、東京のヘラルボニー銀座ギャラリーで特別展示「IMAGINE EVERYDAY! Outsider Art Finland」が開催される。この展示は、フィンランドのアート団体「Pertin Valinta」の協力を得て、フィンランド文化とライフスタイルを独特な視点から表現するアウトサイダーアートの数々を紹介するものだ。

展示のテーマと背景

「IMAGINE EVERYDAY!」というテーマのもと、アウトサイダーアーティストたちが描く豊かなフィンランドの文化を味わうことができる。この展示は株式会社ヘラルボニー、Pertin Valinta、フィンランドセンターの共同企画であり、アートを通じてより包摂的で多様性に富んだ未来を想像することを目指している。

展示には、アーティストのKalevi Helvetti（カレヴィ・ヘルヴェッティ）、Maima Tani（マイマ・タニ）のインスタレーションや映像作品が含まれ、特にアウトサイダーアートフェスティバル（OAF）関連イベントでは様々な体験が用意されている。

アーティストの紹介

Kalevi Helvetti

Kalevi Helvettiは、独自の視点で人間の恐怖やホラーを表現するアーティスト。彼の作品は、日常の観察を通じて得た体験をクリエイティブな形で展開させ、恐怖とユーモアの交じり合った表現が魅力だ。フィンランド国内外の80以上の展覧会に参加している彼の作品は、ニューヨーク、ロンドン、パリなど国際的に評価されている。

展示されるコレクション『Dead Elvis（2023）』は彼の新作で、著名なアーティストたちを題材にした独特の作品が並ぶ。また『The Boxer（2025）』といった関連イベントも展開され、彼の視点を視覚的に体感できる。

Maima Tani

Maima Taniは、ヘルシンキを拠点に活動するアーティストで、自然や海洋生物を題材にしています。彼女の精緻なドローイングや衣装、インスタレーションによって創り出されるアートは、環境問題や持続可能性をテーマにもしている。

彼女は姉のSatu Taniと共に活動し、共作によるユニークな表現を展開している。新たなアプローチを試みた短編映画やインスタレーションなど、多様な表現形式で成果を上げている。

イベント情報

展示期間中には、さまざまな関連イベントが開催される。特に注目すべきは、フィンランド独立記念日のセレブレーションや、FUNclusionアート展など、多岐にわたるイベントが用意されており、来場者にはアートとの新しい出会いや体験を楽しむことができる。

アートの力を信じて

「IMAGINE EVERYDAY!」展示は、アウトサイダーアートを通じて、私たちの視点を広げ、新しい文化や価値観との接点を提供する貴重な機会となる。フィンランドのアートが持つ多様性と包摂性を体感し、より良い未来をともに想像しよう。

ぜひ、銀座でのこの特別な体験をお見逃しなく。私たちの想像力が新たな未来を創造する一歩となることを願って。